2010/05/30

目標との戦い

練習ゲームをする
当然、目の前の対戦相手との戦いに集中する

試合が終わる
勝利で終わる

終わってから試合のデータを見直す
物足りない結果
目の前の対戦相手には勝っているが
目標とするチームの状態には負けている

目の前の対戦相手との戦いの中で
リードしたら
無意識のうちに気が緩む
無意識のうちに全力を出し切ることをやめる
無意識のうちに挑戦することをやめる

目の前の対戦相手との戦いを越えて
設定した目標と戦えるチームに成長して欲しい
そうしたらもっともっと強くなる

2010/05/29

絶対に入れる

シュートは
「打つ」もんでも「放つ」もんでもない
「決める」もの「沈める」もの

シュートを打つだけなら誰でもできる
チームの未来を背負って
「必ず入れる」っていう決意が大事

そんな決意を持って臨めば
たとえ外れても味方のリバウンドが助けてくれる

2010/05/28

戦いへ

西日本が間近に迫ってきた
全関西から
何を足し
何を修正し
取り組んできたのか

改めて一人一人が再確認し
イメージを共有し
できることを一つでも増やし

戦いへ

2010/05/27

一貫した計画

対敵競技スポーツでは
Aのときにはa
Bのときにはb
Cのときにはc
のように
情況と選択肢がセットで準備される

このセットが変わらないことを
「一貫した計画」と呼ぶ

このセットが変わることを
「変化する計画」と呼ぶ

一貫した計画を続けて練習すると
「反応の自動化」が高まる

変化する計画を続けて練習すると
「反応の自動化」は高まらない

2010/05/26

割り切る力

割り算には
割切れる問題もあれば
割切れない問題もある

バスケットボールをプレーするには
割切れない問題も
無理矢理割り切ってしまう力も必要

2010/05/25

前頸骨筋

疲労がたまってくると
前頸骨筋が緩む
(A=B)
全頸骨筋が緩むと
足首が背屈できない
(B=C)
足首が背屈できないと
捻挫する
(C=D)

よって
疲労がたまってくると捻挫する
(A=D)

疲労がたまっている時ほど
足元の意識を高めていこう

2010/05/24

変えられる要因と変えられない要因

スポーツの指導に限らず
「成果を出す」ために何かをしようとすると
「変えることができる要因」と「変えることが難しい要因」
に必ず出会う

「変えられない要因」をいくらいじっても時間の浪費
その時間を「変えられる要因」に向けることができれば
成果はより大きくなるんじゃないかって自戒する

しかし不思議なもので
「変えられない要因」を「変えてやる」ってなることが多い
しかも「変えられない要因」と向き合うと
「絶対に変えてやる」って気持になる

これでは「変える」ことが目的

でも、そんな時に「目的は成果を出すこと」「変えることは手段」

目的と手段を定義し直すことができたら
出すべき成果に一歩近づくんじゃないかって自戒する

2010/05/21

GREEN LINERSの課題

□「練習の主目的を理解すること」と「主目的外でも大切な部分は失わないこと」を両立させる
□「1人が指導されたことも自分のこととして意識すること」と「自分自身の課題を失わないこと」を両立される
□「日々の練習のつながり」を理解する
□「チームのルール」を統一し,徹底し,習慣化する
□「目的」とその目的を達成するための「手段」を区別し,手段を目的化しない
□「1対1のための正確な技術」を習得する
□「技術」を大切にすると意識が「自分の身体感覚」へ向いてしまうので,味方や敵との関係が無くなり1対5になってしまう危険性があることを理解し,常に「情況」との関係の中で個人技術を発揮する意識を持つ
□成功や失敗に感情が左右されてプレーに波が出ないように,常に今その瞬間に意識を向ける

2010/05/19

行く勇気+跳ぶ勇気

リバウンドボールを獲るには二つの勇気が必要
リバウンドに「行く勇気」とリバウンドに「跳ぶ勇気」

この二つが揃った人は
「リバウンドが落ちる場所の傾向」
「ボックスアウトの技術」
「リバウンドボールをキャッチする技術」
「リバウンドボールをティップしてボールを動かす技術」
等必要な知識と技術を身につけたらいい

この二つが揃っていない人は
必要な知識や技術を身につけても絶対にリバウンドボールは獲れない

2010/05/18

2010/05/17

立ち位置

毎週NHKの大河ドラマ「龍馬伝」を楽しく観ている
司馬遼太郎の「龍馬がゆく」とはまた違ったストーリーでおもしろい

「物事ってぇのは、同じものを見てても、あっちから見るのとこっちから見るのとじゃ、まるっきり違って見えるんだぃ(勝鱗太郎)」

政界のことも
バスケットボール界のことも
大学のことも
クラブのことも
家族のことも

みんな立ち位置が変われば「優先するもの」も変わるんだろう
特に、「利」「理」「情」についてはまったく違うものが見える

どの立ち位置にいてもいいし
どんな見方をしてもいいし
どんなことをしてもいい

ただ唯一失ってはならないものがあるとしたら
それは「誠実」(人として誠実であるかどうか、あったかどうか)
なんだろうなあって思う

それさえ失わなければ
立ち位置が違っていても、納得できる理着地点を見いだすことができるんじゃないかって思う

2010/05/16

多チャンネル時代

テレビは多チャンネル時代
NHK、民放、BS、CS・・・
何十チャンネルもあって見たい番組を探すのが大変なくらい

バスケットボールの指導も多チャンネル時代
GREEN LINERSでは
1チャンネル:心の在り方
2チャンネル:身体作り
3チャンネル:身体の操作方法
4チャンネル:1対1の攻防
5チャンネル:2対2〜5対5の攻防
6チャンネル:ブレイク
7チャンネル:仕掛け
8チャンネル:頭の整理
その他にも、問題解決の方法、リーダーシップの取り方・・・きりがない

小中高と指導を受けたチャンネルとは違ったチャンネルで指導を受ける
特に1〜3チャンネルが重要視される
「個性」を大切にするからこそ
その土台となる「基本」を徹底していじる

最初は「?????」の連続
「そんなチャンネル見たことないぞ」って感じ
「何言ってるかわかんない」って感じ

でも、価値観を受け入れて、そこに取り組んできた先輩達の動きは確実に変わっている
ルーキー達の動きも変わり始めている
楽しみ楽しみ

2010/05/15

新しい発見

これまでディフェンスのスタンスを広げることを主眼にやってきた
そのための基礎として
股関節の柔軟性の開発(股割,インナーマッスルのほぐし等)
股関節の筋力および運動強化
等を進めてきた

しかし、結果的に動きが悪くなっていた部分があったことに
この2日間で気がついた

「外から見た形」と「動く感じ」のずれなのかもしれないが
「良い」と思っていたものが結果的には「悪かった」

キーワードは内転筋

いくつになっても改善点は見つかるもんだ

これまで積み重ねてきたものに
一つヒントが加わったことで
一つ上のステージへ上がれるといいなぁ

2010/05/14

1から10まで

コーチはプレーヤーに
先生は学生(生徒)に
大人は子供に

「1から10まで指示しないと行動できないようじゃダメだ!」
って必ず言う

でも、
1を聞いただけで10のことまで推察して行動することを
本当にコーチは、先生は、大人は
できているんだろうか?

と自戒する

コーチはプレーヤーに
先生は学生(生徒)に
大人は子供に
「変わること」
を必ず要求する

でも、
自分自身が変わることを
本当にコーチは、先生は、大人は
できているんだろうか?

と自戒する

2010/05/13

とろ火

とろ火の火力しか出ないコンロでは
おいしい料理が作れない

おいしい料理を作るためには
強火のハイカロリーバーナーが必要

コーチングも同じなんだと思う

2010/05/12

「怒」の感情

喜怒哀楽の中で
怒の感情は
鎮めるのが難しい

頭、心、体

頭で鎮めても
心が静まらない

心が静まっても
体に沈んでいく

2010/05/11

習慣

正しい行動を繰り返せばよい習慣が身に付く
悪い行動を繰り返せば悪い習慣が身に付く

練習すれば上手くなるわけではない
悪い習慣を良い習慣に変えていくのが練習

習慣って怖い

願(がん)

日本バスケットボール協会
指導者育成委員会ワーキンググループ
という会議のため東京日帰り出張

バスケットボールに関わる全ての人の「願(がん)」は
「日本の代表チームが世界で活躍すること」
「日本人がNBAやWNBAで活躍すること」

にも関わらず現実は・・・

「そうしよう」と頑張っている人達も多い
「そうなるためのアイデア」も出されている
でも、なかなか実現しない

「アイデアを実現させるためのアイデア」が足りないのか?
「みんなの願」ではなく、「だれかの欲」が勝っているのか?

2010/05/09

南無阿弥陀仏

法事で浄土宗の寺へ出かけた
法然上人が開祖

厳しい修行をしなくても
「南無阿弥陀仏」を念じるだけで極楽浄土へ行ける
と法然上人は説く

厳しい練習をしなくても
バスケットボールがうまくなる念仏はないものか

お経を聞いていてそんなことを思った

2010/05/08

自動車教習所ってすごい

自動車教習所へ通うと
1.自動車の操作方法
「進み方.戻り方.止まり方.曲がり方」
2.交通ルール
「信号機の種類.色.何色の時にどうするか」
「左側を走ること.交通標識の読み方.優先順位」
3.安全に運転するコツ
「注意する場所.潜んでいる危険性」
「早めにウインカーを出して周囲に意思表示すること」
「左折時の巻き込みを防ぐ方法」
「右折時に直進車の影に隠れているバイクの危険性」
などなど・・・・
を教官に教わりながら段階的に教習を積み上げていく

運転免許を取得する頃には
とりあえず国内なら安全に運転できるようになっている

教習所ってすごい指導力!

国外へ出る場合にも
その国の交通ルールの何が同じで何が違うのかさへ理解できれば
あとは、車の操作方法も安全に運転するコツもそんなに変わるわけじゃないんだから
慣れるまでに時間はかかるかもしれないが
安全に運転して目的地に到達することができる

車を運転するたびに
バスケットボールも同じように指導できないかなぁって思う
1.ボールと身体の操作方法
2.チームのルール
3.ミスせずにプレーするこつ
などなど・・・・段階的に練習を積み上げていく

選抜チームに出かけていく時や進学してチームが変わる場合にも
そのチームのルールを学んで違いを理解できれば
あとは、おなじバスケットボール競技なんだから
事故を起こさない範囲内で思いっきりプレーすればいい

学生達を見ていると
1〜3のどこで問題が起きているのかよくわからないまま
延々と交通事故を起こしている

1が問題なら基本練習をすればいい
2が問題ならルールを一つ一つチームで確認して統一すればいい
3が問題なら意識をそのポイントに向ければいい

2010/05/07

練習の密度

一つの練習を
2人交代でやったら一人の練習時間は2分の1になる
3人交代でやったら一人の練習時間は3分の1になる
4人交代でやったら一人の練習時間は4分の1になる

当たり前のようなことだが
つい忘れてしまう

歩く休むは練習ではない

2010/05/06

シンプルに考える

西日本まで練習できる回数は約20回
あれもこれも足し算することはできない

何を足せばチームの力が一番上がるのか?

シンプルに考えて
シンプルに強化して

チームの色をもっともっと強く打ち出そう!

2010/05/05

こどもの日

つかのまの休日
心と体と頭をリセットしたい一日

でも、そんなに簡単にはリセットできない
いろんなことが頭を駆け巡り心も揺れる

「昨日に浮かれず 昨日を引きずらず」
4月30日の記事に書いた

西日本の組み合せも決まり
また次の目標に向かって頑張る明日が来る

2010/05/04

結果

勝負の世界は結果が全て
5位という結果が全て
5位の練習をしていたということ
5位の心技体しかなかったということ

出直して一等賞の練習をする以外に
一等賞の結果は出ない

2010/05/03

意地の張り合い

競技スポーツは戦い
だから意地の張り合いになる
コーチもプレーヤーも

形の戦いを越えた
意地の張り合いの方が
やってる方も観てる方もおもしろい

明日もきっとおもしろくなる

2010/05/02

時間と成果

「ヒト」「モノ」「カネ」「情報」
そのなかで操作できない資源は「時間」

時間をかけたんだったら
そのかけた時間に見合うだけの成果を絶対に出せ

2010/05/01

言語化

今日何ができるようになったのか?
今日何ができなかったのか?
昨日までと何が変わったのか?
昨日までと何が同じなのか?

それを言語化することは
今日を再確認すること

「言語化」できれば「再現」ができる
「言語化」できれば「共有」ができる

言語化しないと
今日が何も残らない
今日が明日に積み重ならない

明日は明日の風が吹く

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...