2010/12/31

節目

2010年GREEN LINERSの体育館での最後の練習
この1年で自分がどこまで成長できたのか
心、身体、技術、戦術
一つ一つ確かめて新しい年を迎えるように

2010/12/29

5人前

バスケットボールはコートに5人のプレーヤーが立つ

全員1人1人前の働きができれば5人前が揃う
誰か1人でも半人前の働きしかできなければ5人前が揃わない

5人前が揃わなければ試合には勝てない
それでも勝ちたかったら誰かが1.5人前の働きをするしかない

1人前の働きだけをして半人前のプレーヤーを非難するのか
1.5人前の働きをして半人前のプレーヤーを支えるのか

全てはチームのあり方の問題

2010/12/28

182cmのジャンプ

182cmの1年生が跳んでいる
ちょうど良い高さにバーが2本あった
170cm台の選手では届かないので今までは使えなかったバー

今は5種類のジャンプメニュー

1.連続バーつかみ(膝曲げ)
跳ぶことそのものよりも、
1)ジャンプ後にバーをつかんで体幹を閉めること
2)着地姿勢を正確にとれること
が課題
2.連続ジャンプからバーつかみ
膝曲げの浅い連続ジャンプ後に膝曲げの大きいジャンプへ移行する
3.ストライドでの踏み込みからのバーつかみ その1(内向き)
踵から大きく踏み込んでジャンプすることが課題
4.ストライドでの踏み込みからのバーつかみ その2(外向き)
5.ドロップステップからのバーつかみ
ポストアップからドロップステップでパワーレイアップするイメージで

2010/12/27

時間という資源 再々

自分の時間を確保するもっとも効果的な方法は
他人のために何もしないこと

でもそれでは組織は動かない

他人のために何かをすると
自分の時間はその分なくなっていく

自分の時間を他人のために使うことに満足してしまうと
共依存になる

その境界は難しいが
「誠実である」ことが唯一の基準になる

改善と改革

今あるものを、より良いものへと手直しをしていくのが改善
今あるものは、まったく別のものに変えていくのが改革

どちらも変化を生む

変化を拒む組織に未来はない
変化を先送りする人間に組織を担う資格はない

2010/12/26

時間という資源 再

「時間がない時間がない」というわりに
時間を作りだす工夫をしない
時間が何に浪費されているかを調べようとしない

プレーヤーの邪魔をしないこと

ウインターカップを二日間観戦
来年GREEN LINERSに入る高校3年生の戦いぶりを観察する
次にGREEN LINERSに勧誘したい2年生をリストアップする

戦いを見ていて
「コーチがプレーヤーの邪魔をしないこと」の大切さを感じた
プレーヤーはコーチの指示を大切にしながら戦っている

しかし、その要求の仕方を工夫しないと
「コーチが要求したプレーをすること」で終わってしまうことになる

いろんなチームを見ていて
「ああ、このチームはこれがやりたいんだなあ」と強く感じるチームもあれば
「このチームは一体何がやりたいんだ?」と思うチームもある

やりたいことが見えすぎて「形」になっているチームもあれば
やりたいことがあまり見えなくても選手がのびのびと戦っているチームもある

プレーヤーはチームの方向性や緩やかな約束事という土台の上で
「相手と戦うこと」に全意識を集中することが大切なんだと改めて感じた

2010/12/21

『らしさ』って何か?

その人の「良さ」が褒められたときは
「らしさ」って言って賞賛すればいいと思う

でも、その人の「悪さ」を指摘されたときに
「らしさ」って言うか? 
「らしさ」って言ってそのまますますか?
「らしさ」って言って笑ってごまかすか?

その姿勢からは
その「悪さ」を肯定する匂いがする
その「悪さ」を改善しようという気持ちが感じられない
その「悪さ」が将来どんなにその人を苦しめることになるのかを想像する力が感じられない
明らかに「らしさ」という言葉の用法を間違っている

その人の「良さ」も「悪さ」も丸ごと引き受けて
人間関係を築くことは大切なこと

「良さ」も「悪さ」も見方次第で紙一重


しかし
GREEN LINERSは大学という教育組織の中にあるクラブである
だからただ勝てばいいわけではない

「バスケットボールプレーヤーとして育つこと」
「人として育つこと」
この二つが両立できて初めてGREEN LINERSの存在価値が生まれると思っている

その人の「悪さ」を見逃したり、見過ごしたり、見て見ぬ振りしたり、諦めたりせず
「悪いものは悪い」と表現すること
「悪いものを悪い」と表現しても壊れない人間関係を築くこと

自分の「悪さ」を肯定したり、笑ってごまかしたりせず
「悪さ」を克服して「良さ」に変わるように努力する姿勢をもつこと

そんな部員であってほしいと願う

2010/12/16

2010/12/14

人は宝

選手がいるから戦える
コーチだけでは戦えない

廃品回収に回すのは壊れたテレビであって
使えない選手ではない

人は宝

2010/12/11

ねじれ

言葉が通じないときは
お互いの直線が立体交差のようにねじれの位置にあるとき
言葉が対立するときは
お互いの直線が交差点のように交わる位置にあるとき
対立はまだいい
お互いに意見を交換しながら双方向で信号機を作ったり交通ルールを作ったりして着地点を見いだしていけばいい

問題はねじれの位置関係
互いに違った観点や違った概念や違った価値観で話をしているから
どんなに意見を交換しても互いに通じない
絶対に接する事がない直線

交わらない立体交差のようなねじれの位置にあるという事を認めて
互いが少しでも相手の直線に近づく努力を一旦してみる
そうしてどこかに接点を見いだす事ができたら
通じなかった言葉が通じるようになるのかもしれない

2010/12/10

言葉が届くとき

言葉が力を持つときがある

それは
言葉を発する人が努力したときではなく
言葉を受け取る人が努力したとき

言葉は、受け取る側に届かなければ決して力を持たない

2010/12/09

成果の出ない練習は・・・

毎日毎日朝の自主練習に欠かさず顔を出し
シュートを打ちこんでいるプレーヤーがいる

しかし、
チーム練習では全く成果が出ていない
さらに、
チーム練習ではシュートとは全く違うことを要求されている


自分がチーム練習で出すべき成果とは何か?
自分が自主練習で出すべき成果とは何か?

を本気で自問自答しないかぎり

どんなに「自分のやりたいこと」「やりやすいこと」「みんながやってること」の自主練習を繰り返しても
チームとしての成果が出ないことの繰り返しだ

それができなきゃ
自分自身のモチベーションも下がる
チームのモチベーションも下がる

全ては自分自身にある
自分が変わればチームが変わる

2010/12/06

新たな目標

オールジャパンの組み合わせが発表され
1月2日(日)から始まる戦いへ向けて
新しい目標が設定された

学生5位
関西最上位

インカレで見せた「成長」「粘り」
の先にある「意地」を見たい

2010/12/05

NOSE to CHEST

守りの姿勢の基本は「NOSE to CHEST」
「自分の鼻が相手の胸の高さになる」ということ

攻撃する相手だって膝を曲げた状態でいるわけだから
つったった状態での胸の高さではない

ドリブルしている相手
カットしている相手
ボールを保持している相手

とにかくNOSE to CHESTで守り抜く粘り

ちょっとやそっとじゃできるようにはならない
まずは「それを目指そう」とすることから始めなきゃ

2010/12/03

表裏を形成した二者択一

インカレでは身体能力の高いフォワードのプレーが目立った
フィジカルのレベルが今後ますます重要視されることも間違いない

しかし
GREEN LINERSの選手たちがいきなりあの身体能力とキャリアをもてるわけではないから
「ではどうするか?」を具体的に考えないと先には進めない

私は、ただ『強く』とか『速く』と考えるはなく
『今もっている攻撃技術を「表」としたときに、それに対応する相手が一番守りづらい攻撃技術を「裏」として準備する、最後の最後まで「表」「裏」のいずれになるのか区別がつかないような水準に訓練によって高めること』
という方向で考えたいと思う

一人一人が自分の技術を棚卸しして
もう一度自分の技術の表裏を構造化し直し

ゆっくりな動作からでもいいから
自主練習で取り組んでほしい
遠回りかもしれないが
その手続きを踏む事がきっと近道になる

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...