2012/01/31

大腿直筋

大腿直筋に不具合が生じている学生がいる。
対処では無理だな。
対因が必要。
そうなると,思い切って1歩進んで2歩下がる勇気が必要だ。

2012/01/30

見えないもの

チームのスタート4人が卒業。
メンバーが大きく入れ替わるシーズン。
当然,眼前に理想的なプレーなんか現れない。

だからこそ,ポイントガードの頭の中には理想的なプレーが描けてなきゃいかん。昨日のTOYOTAと新潟の試合を見ながら,そのイメージが湧いたか。

去年までは頭の中に薄いイメージがあるだけで,先輩が描き出す眼前のプレーに乗っかっていく事ができた。
しかし,今年はポイントガードの中に明確なイメージが描けない限り,チームは機能不全に陥る。
ポイントガードがイメージを描き,そのイメージになるようにチームを動かしていくことが鍵。ナンバープレー中心のチームではないからこそ,チームがイメージを共有することが大切になる。

勝負はポイントガードの描くイメージを育てる事。

2012/01/28

グー・チョキ・パー

バスケットボールは相手がいるスポーツ。
自分が準備したものを,邪魔の居ないコースの中で,120%発揮すればいい種目とは種類が違う。
だから,自分がやりたい事だけをやっても成功する確率は半分。
相手がグーを出しているんだったらパーを出さなきゃ勝てない。
グーなら力技で勝負,チョキなら完敗。スーパーチョキなら切れるかも・・・

試合をやっていて,自分が仕掛けた事,相手が対応した事,
そんな互いの意図を見抜きあいながら,だまし合い,すかし合い,時に力技で・・・とやりながら40分を戦うのがバスケットボールの楽しさなんだと自分は思っている。

かつて,ユニバーシアードに参戦したGREEN LINERSのコーチも,
この舞台に立つ人達はこんなことまで見抜きながら試合ができるんだって感心したって話をしている。

バスケットボールは苦しくなんかない。
バスケットボールは楽しい。
その楽しさは相手がいるから倍増するんだぞ。
もっともっと見抜け。
そしたらもっともっと楽しくなる。


2012/01/26

とんでもない

とんでもないチームの弱さだ.
「トレーニング期間中+試験期間中+控えメンバーを加えて」
だと割り引いて考えてもとんでもないレベルだ。

「甘い」「緩い」「無責任」
三拍子揃ってる。

問題だ。
さて、誰が、何を、いつまでに、どうするか。

2012/01/25

ホワイティー軍団参上

週に2回は河川敷でトレーニング。
今週はインターバルがメイン課題。
そこにあたわれたのはチームホワイティー。
高校時代のウエアが「白」の仲間達。
チーム兵庫に約一名だけ徳島県人が加わっている。
ということは今年の国体は兵庫からか??

上段の写真。
なんだが遠近法がおかしくなっておりますが、
150cm台から180cm台が横一列に並ぶとこんな事になります(笑)




2012/01/22

卒業論文というハードル

本学には,必修科目としての「卒業論文」がある.
1月27日金曜日の13:00が提出〆切.

作成まで2年間の猶予があるにもかかわらず,いつも最後の1週間で追い込みが起こる.
ゼミ生全員が運動部で頑張っていた学生なので,競技引退まではなかなか手につかないのが現実.その結果,いつもはガランとしている研究室が,オープンフロアの机やらマイパソコンを持ち込んだりして定員オーバー状態になっている.

卒業論文として,何に取り組んだのか,何が明らかになったのか,何が課題として残ったのかはさておいて,卒業論文というハードルを跳び越えることによって,ものの考え方,取り組み方を学んで欲しいと願う.

これから社会人として世の中に出ると,ありとあらゆる問題に出くわす.簡単な問題から対処不可能に思える問題まで,そのランクは様々.そんな世の中で,そのわけのわからない問題群を適切に解決していける人材になっていって欲しいと願う.

あと,4日.研究室は定員オーバー状態なんだろう.

2012/01/18

負のスパイラルから正のスパイラルへ

女子総合大学である本学には,20:30分までに門を出て帰宅するという全学生共通のルールがある。しかし,本日,運動部学生の学寮への帰宅時間が近年遅くなっている傾向にあることが全学教授会で指摘された。門限に遅れたり,食事等の生活が乱れたり,他の学生に迷惑がかかったりする事が増えているとの指摘である。

本学でスポーツ推薦入試制度,スポーツ奨学金制度,強化支援コーチ制度などの強化制度が整い,クラブ活動に予算が投下され,成果が求められるようになってはや7年が過ぎた。
制度を活用してクラブの強化を進める権利には,当然,成果を出さなければならないという責任が伴う。権利を行使するからには責任が問われる。責任が問われるから更に制度を整えようとする。制度が整えば更に一段上の責任が問われる。
そんないたちごっこの中で,多くのクラブの練習時間は長くなり,門を出る時間が次第に遅くなる傾向が続いていた。バスケットボール部も例外ではなかった。

学生の生活の時間が夜に1時間ずれた感じになっている。朝の時間が1時間後ろにずれてくれればいいが,朝の時間は変わるはずもない。そうなると,大学生としての活力が低下していく。文武両道からかけ離れ,武のみの生活が延々と続いていくイメージ。競技への意欲から生まれる情熱よりも,競技に縛り付けられる疲弊感の方が大きくなっていく。障害・外傷が増えていることとも無関係ではない。

そんな中で,今日,改めて練習の終わりの時間を再確認し,その中で成果を出すための工夫をするという方向に切り替えようとコーチと話し合った。時間は何よりも大切な財産。使える時間が限られるとなれば,その分,時間の使い方を考えるようになる。夜の時間が1時間早くなれば,その分,朝の余裕も生まれてくる。文への余裕も生まれてくる。きっと学生としての活力も生まれてくる。

時間を生み出す工夫。時間を効果的に使う工夫。生まれた時間を活かす工夫。競技への情熱。自ら取り組む意欲。時間が変わることで,いろんなことが生まれていったらいいなと願う。

2012/01/17

ワンハンドシュート

先日籠究塾のクリニックでワンハンドシュートの指導を行った。
日本の女子バスケットボール界でもワンハンドシュートが常識になる時が来て欲しいと願っている。

今年のチームのkey wardに4年生は「挑戦」の二文字を選んだ。
この「挑戦」という文字には、日女体監督時代に須永博士先生から頂いた「挑戦」パネルを歴代キャプテンに引き継がせた歴史もあり、今は武庫女を率いている自分であるが「初心」を思い出させてくれるとても大切な意味がこもっている。

だったら、改めてコーチとしてワンハンドシュートの指導に挑戦してみようと思った。
将来の指導者を目指す学生にとって、正しい動きを学習する事は大切な事。
しかし、バスケットボールに出会った子供達が新しく動きを覚えるのとはわけが違い、10年間体にしみ込んだプログラムを書き換えることが容易な事でないことは百も承知。
それでも挑戦してみる価値はある。

正しい動きのメカニズムを全員で確認した。
動きのカンのいい学生はすぐに「意識すればできる」段階に進む。
「意識しなくてもできる」段階に進むためにはおそらく万の単位の打ち込みが必要になる。
「試合で使える」段階に進むためにはその何十倍もの打ち込みが必要になる。
お互いに覚悟が必要になる。

でも、石の上にも3年。
この挑戦が3年続いたとき、新しい結果が積み重なっていると信じて。
打ち込もう。

2012/01/15

パスの強さはチームの強さ

昔「パスの強さはチームの強さ」って先輩コーチに聞かされた。
メディシンボールは3kgのタイプ。
今のパスの強さは弱いチーム。
定期的に続けなきゃいかんな。

2012/01/14

10年目の武庫ラン

2012年が明けたが、センター入試で大学に入れない土日は、今年も恒例「武庫ラン」です。
武庫川の河川敷を使っていろんな事をします。
今年はメディシンボールを持ち出して、高架に向かって投げ上げるトレーニング(笑)
ぜんぜん投げれない学生から、ムダに強い学生までいろいろ。
最後はいつもの阪急までのロングジョックで締めくくり。
のんびり始めているんだが、筋肉痛は襲ってくるみたい。

午後は門戸厄神へコーチと4年生と祈祷に。
1番目に名前を呼ばれた今年は何かいい事が待ってそう。

明日も武庫川が待っている。
今年は河川敷に結構いい「砂浜」が出来上がっていた。
楽しみ楽しみ(笑)

2012/01/12

引き継ぎミーティング

今日は旧チームから新チームへの引き継ぎミーディング。
卒業を迎える一人一人が自分の2年間と4年間を語った。
オールジャパンがなくなったため、例年であれば年内に実施するところであったが、諸条件が重なり年が明けてから行う事となった。

今年の卒業生は部長・監督して初めて送り出す1期生13名(大学9名、短大4名)。

4年生は4年間でインカレ3位と5位をとった学年。
短大2年生は夏の短大大会で久しぶりに3位になった学年。

9年前に着任後アシスタントコーチとして初めて送り出した1期生(前 川上コーチの学
年)。
8年前に着任後初めてリーグ戦を優勝した1期生(現 山本コーチの学年)。
着任した年に1年生として入学してきた1期生(同期生)。
自分の中にさまざまな1期生中があるが、今年の4年生はリクルートを本格的に動いた1期生でもあり、縁の深さを感じる。本当に一人一人の様々な思い出がある。

GREEN LINERSは「人としての成長」と「プレーヤーとしての成長」の二つを促す。

今日の一人一人の語りを聞いて、人としての成長を感じた。
経験したすべての出会い、すべての出来事が一人一人の成長を促す刺激となっていた。
「現役時代は本当に自分は支えられていたと思う。今度は卒業生として武庫女を支えたい」と表現した韋駄天の言葉には胸を打たれた。

最後は今年も例年通り
1)OG会費を払うこと
2)差し入れを持って後輩の試合の応援に駆けつけること
の二つをお願いして部長・監督の言葉を終わった。

2012/01/10

2012年の練習が始まりました

今日から練習再開です。
12月の29日からのGREEN LINERSとしては比較的長い休みでしたが、みなそれなりに身体を動かしていたようで、一安心の再スタート。
痛みが完全に抜けた学生と、まだ少し違和感が残る学生、いろいろコンディションの違いはあるが、まずは前半シーズンをしっかり戦える身体を作り直そう。

今年の大穴宝くじプレーヤーになりそうな2年生フォワードがBチームから上がってきているが、やはり身体の安定感が足りない。体幹・股関節の甘さをこれから3ヶ月で鍛え直せば楽しみ楽しみ。

また、疲労骨折の回復が遅れて4ヶ月間戦線離脱していた2年生シューティグガードが、本日ようやくドクターから練習参加のお許しをいただいた。4ヶ月間足部の痛みで思うように練習できなかった分、体幹と上半身の強化に取り組んで筋量は増加している模様。これから足部と下腿三頭筋部分が動きに慣れるまで徐々に負荷を上げていければこちらも楽しみ楽しみ。

大変なシーズンだからこそ、楽しみをいっぱい創らないと。

2012/01/09

女子指導者のためのワンハンドシューティング指導法 その2

『女子指導者のためのワンハンドシューティング指導法』
 籠究塾のクリニックが無事終了しました。

皆さんボールを持ってコートに広がり、自分の動きをチェックしたり、相棒の動きをチェックしたり、
「動きのコツを言語化する」
「自分の動きに気づく」
「横から見たら円運動」
「正面から見たら二軸」
「子どもの動きと大人の動きは違う」
などをキーワードに、シュートのメカニクスづくりで2時間が過ぎました。

大阪体育大学の棒大監督も自らボールを持ってワンハンドシュートの練習(笑)
40年前の名シューター! ライン通りに真直ぐボールが飛んでいきます。
「シュートが入らんやつの気が知れん」「シュートは打ったら入るだろ」っていうだけのことはありました。さすがです。

20代の男性指導者は、自分のシュートの動きを見直し、シュートラインから外れてバラバラにボールが動いていたり、前後に大きくボールが動いていた動きが矯正され、最後には奇麗で滑らかな無理のないシュート動作になりました(笑)
コーチの動きを子ども達は見て覚えるので、コーチの動きって大事です。

20代の女性指導者の一人は、自分は左利きだと思ってシュートしてたらなんか変な感じなので指組をさせたら右手が上だったため、右手で打たせてみたら奇麗に転がりました。
女の子がボースハンドからワンハンドへ変えるとしたら、そのプレーヤーの利き側を正確に見抜かなければならないこと等もみんなで共有できました。

福島からお越し頂いた大先輩の女性指導者は、ボールを遠くに飛ばすためのコツである「弾く」「切る」などといった動きが案外難しく、外から見た形は奇麗なんだけれども力動感が上手く表現できなくて、今一歩ボールが飛ばない状態でした。子ども達に伝えるには「見せてあげる」ことが大切なので、是非自分でボールを弾く部分のコツを掴んで欲しいと思います。

GREEN LINESRの卒業生の女性指導者は、現役時代よりもものすごく上手くワンハンドシュートを打つようになっていてびっくり。「教えるようになって初めて、いろんなことを考えるようになり、現役時代は出来なかったのに今は昔よりも上手くなりました」とのこと。「自己研鑽」の賜物です。一つでも多く子ども達にその財産を伝えてあげましょう。

籠究塾の活動はこれからも続いていきます。
Facebookのページもありますので、また皆さん指導のコツを共有しましょう。

2012/01/08

女子指導者のためのワンハンドシューティング指導法

明日は「籠究塾」の指導者講習会。
女子にも初心者の段階からワンハンドシュートを指導して欲しいと願っている。
授業で女子の大学生にワンハンドシュートを教えてきたが、みんなそれなりに打てるようになる。女子のワンハンドシュート指導について問題点を共有しながら、2時間を過ごしたいと思う。




2012/01/07

成功のピラミッドver.3

GREEN LINERSの2012年の練習が10日から始まります。

「成功」についての定義を再確認し、活動を再開したいと思います。



2012/01/01

明けましておめでとうございます

2012年が始まりました。
今年は書き初めの文字に『起』を選びました。
改めて振り返った時に、いろんな意味でこの1年が『起』となっているように。
『起』を胸に1年間コーチングに向き合いたいと思います。
___________
【起】き
[音]キ(呉)(漢) 
[訓]おきる おこる おこす たつ
 1 おきあがる。高くせりあがる。
  「起居・起床・起伏・起立/突起・躍起・隆起」
 2 仕事・活動を始める。おこす。
  「起工・起訴・起草/喚起・継起・決起・惹起(じゃっき)
   ・想起・提起・奮起・発起」
 3 物事の始まり。
  「起因・起句・起源・起点/縁起(えんぎ)」
(デジタル大辞泉より)

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...