2014/07/24

時間

「運動には2つの構造がある!」って30年前に大学のスポーツ運動学で教わった.
1)局面構造(時間・空間構造)
2)運動リズム(時間・力動構造)

その時から、
「そうか、両方ともに時間が含まれてんだ.じゃあ、時間って大事なんだ」って単純に思うようになった.だから、初心者指導でも「リードパス」って言葉は使わずに「未来へパス」って言葉を使う.その方が、ダイレクトに時間を意識できるから.「タイミング」っていう言葉もあるけど、自分の中では「時間」の方がしっくりくる.両者が示す内容は少し違うなぁって思う.

バスケットボールをプレイする時も、指導する時も、自分の中では今も「時間」が凄く大事.コート外から眺めてる時でも、コート内のプレイヤーと同じように動いている感覚で観てさえいれば、「あっ 自分の動く時間と違う」って簡単に気づくことができる.

1)基準となる時間はいつか?
2)その時にどんな状態になっていたらいいのか?

この2つが指導できたらいいなぁって思う.

2014/07/13

10,000時間のどこかで

大学生になってサイドハンドスナップパス、バックドアのバウンズパス……ピック&ロールでのバウンズパス……いろいろ取り出してみたらほとんど満足いくできで実施できないのが現実

バスケットボールに出会ってからおそらく10,000時間は経過しているんだと思う
その果てしない時間の中のどこか早い段階で、正確なバスケットボール技術や身体操作技術を身につけることができたプレイヤーは幸せなんだろうな

「ここでパス!」「今、あそこにパス!」ってことが分かるようになることと、実際にそのパスを通せるかどうかは別次元の問題だから、両方を磨いていくしかないんだけど

それにしても1合目から登り始めると頂上は遠いなぁ……
ハイウェイで5合目に集合してそこから頂上を目指すような登山がいいな

2014/07/12

Team Development とPlayer Development

バスケットボールのコーチはTeam DevelopmentとPlayer Developmentの両方をやんなきゃいかんが、この時期は、実習や選抜や国体や‥‥おまけに寮行事に補講……などなど、なかなか全員がきっちりと最初から最後まで揃う日がない

それでもスケジュール表とにらめっこしながらチームづくりが可能な日は、練習内容を工夫してチームの戦術をを固めていくような取り組みを加えてみる
狙いや優先順位や選択肢を決めていきながら……チームの成長を求めるTeam Development

全員が揃わないならチームづくりを諦めて、個の基本的な体力や技術を伸ばす取り組みに絞って取り組む
守りもフットワークから見直してみると、守れないプレイヤーにはそれなりの問題が見つかる
トレーニングにその問題克服メニューを足したりしながら動きに変化が生まれるようにしむけていく
そんなことを一つ一つクリアしながら……個の成長を求めるPlayer Development

「個」の育成と「チーム」の育成
そんなに分けて考えることないのかもしれないけれど、攻めも守りも貧弱な個をどんなに足したりかけたりしても結果はたかが知れている

2014/07/07

「有」であるほど受け入れることが難しい

人間はみんな違う
人によって、見えるもの、感じるもの、考えるもの
全ては「色即是空」「空即是色」で違うのが当たり前

だから目標像を共有すること
問題点を共有すること
課題を共有すること
は難しい

自らが「空」な人は受け入れることができる
自らが「有」な人は受け入れることが難しくなる

「空」は「無」とは異なる
「空」は、自然、初心者の心
「有」は先入観、価値観

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...