2015/02/04

一流のプレイヤーではないからこそ

長文になりますが、今日改めて思ったことです

コーチを始めてなんとなく成果(勝敗という意味で)
が少し見え始めてた20代中盤くらいの頃
プレイヤーに
「どんなバスケをしたいかよく分かる」
「何をやってほしいかもよく分かる」
「問題をどう設定してそこから課題をどう設定したかもよく分かる」
「だからチーム一丸で一つの方向へ向かって一生懸命頑張れる」
・・・・・
「でも先生じゃうまくならない」
って言われたことがある

47歳になった今でも
その言葉はずっと自分の中に残っている

だから
「うまくするってどういうこと?」
って今もずっと考え続けている

「今日はうまくなるような指導ができたか?」
「今日は何がうまくなった?」
「今日は何ができるようになった?」
っていつも体育館を後にするときに振り返る

「勝つこと」でも達成感を得ることはできるけれども
「できないこと」を「できるようにする」ことや「うまくする」こと
で得られる達成感のほうがはるかに大きい
そう思うようになって20年以上が過ぎてる

自分は日本一を争うような一流のプレイヤーではなかったから
「自分はこうやってきた」っていうプレイヤーとしてのコツ(創発身体知)
の財産は多くはない

できることは
一流のプレイヤーの動きを観察して
どうなっているのか?
を見抜き
どうやっているのか?
を探り
どんな下位技能が必要なのか?
を構造化し
どうやったら練習できるか?
を創意工夫し
ほんとにそうなるか?
を検証し

といった試行錯誤を繰り返して
指導者としてのコツ(促発身体知)を蓄積していくこと

うまくいかないことの方が圧倒的に多いけれども
「あっ、そういうことだったんだ」
って頭と身体の両方で同時に分かるというか了解できる瞬間が時々ある


ストレングスファインダーで見つかった自分の強みは
学習欲達成欲分析思考原点思考内省

「うまくするってどういうこと?」って問いは
「勝つための最短距離はなんだ?」って問いよりも
ずっとずっと自分を刺激し、動機づけるんだろうな
これまでがそうだったように
これからも

それはコーチとしてのエゴなのかもしれないけれどな

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...