2017/06/10

ライフスキルとしての思考スキルをもった人材

学生バスケットボールはプロスポーツではない
学生は専門教育とスポーツ活動の両道を目指すもの

だからこを
専門教育の文とスポーツ活動の武を通じて
様々な社会の問題を解決していける人材が一人でも多く育ってほしいと思う

学生時代に出会う目の前の問題を解決していく経験を何度も何度も繰り返していくことによって
将来実社会で出会う問題を解決していくための力が育っていくんだとと思っている

そのためには
課題解決型思考(問題解決型思考)をスキルとして身に付けることが絶対に必要になる

25年前に
大学でお世話になった教授から教わったこと叩き込まれたこと
研究室の大学院生全員にDNAのように脈々と受け継がれていること
それは今この図となって自分の中の大切な根っこになっている

大学の4年間・大学院修士課程の2年間・博士課程の3年間
本当に多くのことを学んだが
その中でただひとつ大事なものをあげろと言われたらこの図になるんだと思う
そのくらい自分の人生にとって大切なもの

今を正確に評価でき
未来を明確に設定できる人の眼前に
問題は立ち現れてくる

今だけを見ていても
未来だけを描いていても
問題は見えてこない

問題(gap)にはそれを産み出している背景や原因があり(why)
そこからじゃあ何をすればいいかって課題が見えてくる(what)
だから問題と課題は別のもの
問題をひっくり返すだけでは課題にはならない

問題と原因の構造的な理解がキチンとできたら
「だったらこうしたらこうなるんじゃないか」って
仮説が見えてきて課題も明快に設定できる

そしたら
課題を達成するための手段を具体的に準備しなければならない(how)
手段は既にあるものの中から選択してもいいし
無いなら新しく創造すればいい

手段が準備できたら
それをいつ・どこで・誰が・どんな頻度で・どんな回数…って計画し実践してみればいい

実践したら必ず成果を評価して省察する

それって「PDCAサイクルだ」って言うとなんとなくわかったような気がするけれども
課題解決のサイクルを回すには単純な4段階では無理ってのが
コーチングを現場で続けてきた結果の自分の理解

そんな思考サイクルを
色んな問題に当てはめて考えて実践してみる習慣を
学生時代の文と武を通じて培っていきライフスキルとして身に付けていく

それが学生スポーツに本気で打ち込むことによって得られる価値の一つなんだと思う

その先に勝ちを見つけたい
それが自分のコーチングフィロソフィーの中の重要な一つの柱なのかもしれない

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問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...