2018/08/23

学生への手紙

長文ですが一読ください

AチームもBチームも夏の合宿遠征を終え
Aチームも今年は大きな可能性を秘めていることがわかりました
一方でそれを自分自身で制御できない未成熟な部分があることもまぎれもない事実でした

ここにリンクされている本ですが
Amazonのホームページで「なか見!検索⤵」ボタンから
目次,本文の一部ですが見ることができます
それだけでも十分わかることがあります
今日中に一度中身に目を通して欲しいです
この本は研究室にも置いてあります

私自身はこの本に4年前に出会いました
監督を引き継ぎ一人で始めた2015年でした
48歳の時でした

最初はそこに書いてある
「問題の根源は自分自身である」
「問題を複雑しにしているのは自分自身である」
という言葉を本当の意味で信じることができませんでした
というよりも「信じたくなかった」「目を背けたかった」という方が正解かもしれません
「問題は自分以外のところにある」「自分は精一杯やっている」
そう思っている方が楽でした
しかしそれでは問題は複雑になることはあっても解決することはありませんでした

今は「問題の根源は自分自身である」を常に意識して思考・行動するようにしています
チームに問題があるのは監督としてそれに気がつかいていないか気がついていても放置しているから
試合で成果が出ないのは監督として必要な練習ができていないから
プレーヤーが上達しないのは上達のために必要な練習を準備・実践できていないから
プレーヤーの心が不安定なのは心を整えるスキルを十分に訓練できていないから

ではどうするか
いつもそう考えます

監督として自分にできることはチームの方針を明確にし,必要な戦術と技術と体力を明確にし,その強化のための練習手段を準備し,その強化のための計画を立案して実行し,評価を確実に行い,修正を加えて行くことだけです
私にできることはそれ以上でもそれ以下でもありません

なので
私は改めて監督の仕事を見直します
4年生は4年生の仕事を見直してください
3年生は3年生の仕事を見直してください
2年生は2年生の仕事を見直してください
1年生は1年生の仕事を見直してください
スタッフはスタッフの仕事を見直してください
ガードはガードの仕事を見直してください
フォワードはフォワードの仕事を見直してください
センターはセンターの仕事を見直してください

目の前の現実を生み出しているのは誰でもなく自分自身です
自分にできることを100%自分の責任においてやってください
「できる」という自信がもてないのなら
「できる」と言えるまで練習してください
「できない」のは誰か他の人の責任ではありません
「できない」まま放置している自分の責任です
「わからない」のならば「わかる」まで考えてください
「わからない」のは誰か他の人の責任ではありません
「わからない」まま放置している自分の責任です

自分自身の責任から逃げないでください
誰か他の人の責任にしないでください
一人一人が自分の責任を当たり前のように果たすことができれば
チーム全体としての成果は必ず出ます

自分の中にある潜在的な可能性を100%引き出し
どんな時でも,どんな場所でも常に目の前に現れるようにするのは自分自身です
力を出しているのも出さないでいるのも自分自身です
誰か他の人が引き出してくれるのではないかという幻想は捨ててください
力が出せない原因がどこか他にあるんじゃないかという幻想は捨ててください
誰かが変わってくれれば自分は今のままでいられるという幻想は捨ててください

自分を明るくするのも自分を暗くするのも
自分を前向きにするのも自分を後ろ向きにするのも
全力を出し切っているのも全力を出し切れずにいるのも
成功しているのも失敗しているのも
そうしているのは他の誰でもありません自分自身です
そう選択しているのは自分自身です
自分自身の人生に対して明確な責任を持ってください

10代から20代の4年間(2年間)という人間を形成する重要な時間をLAVYSで過ごす学生が,在籍中に「自分自身に問題の根源を求める」思考と行動を身につけ,自分自身に唯一できることであり,自分自身にしかできないこと,すなわち「自分自身を自分自身で変える」経験を,一つでも二つでも達成できたと実感できることを願っています


リンクが見れない場合は
あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言
で検索して自分で確認すればいいだけです

人生は自分自身の選択の連続です

0 件のコメント:

コメントを投稿

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...