2024/12/03

「創り上げるコーチング」と「即興させるコーチング」


 1年は長いようで短いようで…

毎年研究室のドアに貼り付けてある年間カレンダーに日々✕印をつけ
「未来」を見据えながら「今」の「位置」と目標への「距離感」確認しながら過ごしている

学生の成長には時間がかかる
当然ながら今日やったことが明日の試合で使えるわけではない
できたという「発生」段階の「粗形態」から
場面に応じた「分化」や「定着」がみられる「精形態」を経て
技術の遂行そのものは前意識的に処理し意識は外部へ向く「自動化」がみられる「最高精形態」に到達するまで
個人戦術もチーム戦術も育成には極めて長い時間がかかる
プレイヤーの身体が覚えるというのは知的に理解するのとは異なる長い時間がかかる

既に要素となる個人技術や個人戦術やグループ戦術を「最高精形態」の水準で獲得しているトップアスリートが集まったチームに「チーム戦術の決定」と「短時間での合わせ」を経て「試合で実践」するような「即興させるコーチング」と
個人技術や個人戦術から育成強化していかなければならない段階の「創り上げるコーチング」では明らかに距離感が異なる
当然目標に至るプロセスも異なる

代表チームのレベルであっても
「創り上げる」タイプのコーチングもあれば
「即興させる」タイプのコーチングもある
どちらがフィットするかはプレイヤーの到達している水準の高さ
ということになるのだろう

全日本男子のコーチングに関して様々な意見が出されているが
ホーバスは「創り上げる」タイプのコーチングに強みがあるのだと思う
こういった現状のプレイヤーの質とコーチングのスタイルについて
きちんと議論をした方がいいんじゃないかなぁ

チームは明日から2024シーズンの最後の舞台が開演
勝負だ

「問題」の捉え方が2つあるから確認しなきゃいかんな

  人生訓② 仕事をしていると様々な「問題」が発生する コーチングにおける問題とは「目標と現状の差」という定義なので 問題とは「目標を明確に設定」し「現状を正確に評価」した時に「眼前に立ち現れるもの」と表現される したがって 問題とは目に見えるものではなく逆に目には見えない認識す...