2012/02/29

コツコツと運・鈍・根

武庫ランは授業と会議で顔を出せずに終了。
往:4kmを1km5.5分で計22分(楽勝)。
復:同距離を追い越し走で(楽勝)。

学生達は、帰ってきたらフロアで延々とシュートを打ち込んでいる。
3月末までのノルマを各自が設定して、その達成に向けて打ち込んでいる。

3/12日から19日までナショナルトレーニングセンターで行われる日学のユニバーシアードへ向けた選抜合宿に参加する長身プレーヤーは、
「ハイポストからの1on1」
「ローポストのからの1on1」
「オープンの中間距離でのshot」
の3つに取り組んでいる。

久しぶりにA.コーチをディフェンスをつけて確認したら、かなりの向上が現れていた。
サイズはあるが経験が浅い。過去は変えられないから、今できる事をコツコツと積み重ねていくしかない。決して器用なタイプではないが、地道に継続して取り組む力はある。

成功する3つの条件「運・鈍・根」が揃っている。
オーストラリアのでっかくてごっついプレーヤー達との戦いで何か成果を持って帰ってきて欲しいと願う。

2012/02/28

ルーキー

今日はルーキーが二人練習に参加した。
おっきなフォワードと小さなガード。
それぞれ個性があって楽しみ。

高校生と大学生との違いはフィジカル。
特に体幹と股関節周りの安定感が全然違う。

春にはスタートを担うためにも、怪我をしないための宿題とWJBLファイナルを見て学ぶ宿題を出した。怪我に気をつけながら、先輩達が登った階段を一歩ずつ登っていって欲しい。


2012/02/27

1週間ぶりに

スノースポーツ実習から戻り1週間ぶりの練習。
残ってトレーニングに励んでいた学生。
スキーでまた違った動きを頑張っていた学生。
痛みのため少しずつ強度を上げてきた学生。
久しぶりに全員が揃った。

これから3月に入り,一般的準備期から専門的準備期に入る。
単なるシュートの動き作りやドリブルの動き作りをしていた段階から,本格的に攻防の段階に入る。
3月の末には様々な大学とのゲームが始まる。
その時点ではチーム戦術作りがメインではなく、「私はこうやって点を取るんだ」っていう個人戦術やグループ戦術の武器を試すことが中心になる。

それまでに,技を攻防の中で磨いていこう。

2012/02/26

多様な刺激と学生の成長

今年も豊中市との連携事業であるバスケットボールフェスタを開催した。
学生と豊中市が準備を進め,第3回目となる今年も見事に運営した。
昨年度からの改善も見られ,学生の成長を感じる。

運営リーダーは全体を統轄しながら適切な指示を出す。
全てが計画通りに動くわけではないので,その場に応じた臨機応変さも求められる。
次年度のリーダーは今年を経験しながら次年度へ向けてのメモを残す。
役割分担された学生は,自分の役割を全うする。

GREEN LINERSには,バスケットボールをプレーするだけでなく,市町村と共同で事業を運営したり,中学生大会を企画したりといった多様な刺激がある。
そんな多様な経験が,社会人となって必ず生きてくる。





2012/02/23

二つの壁

スキー実習 その3。

「AM・PM」
「AM・PM」
「AM・PM」
「AM・評価」
「終日全山ツアー」
が実習のスケジュール。

 7セッションはあっという間だが,日常的ではない動きを集中的にこなす学生の負担は小さくはないが,運動部所属学生と非所属学生の体力差がどんどん開いている印象。
 運動部の学生は,最初は変な感じでもだんだんとコツを掴んで「元気になっていく」感じなのに対して,非所属学生は,だんだんと疲労感が高まって「疲れていく」感じ。同じ強度や量の実習であっても,その学生の持っている体力レベルが大きく違えば,相対的負荷は全く違ったものになっているんだから当然と言えば当然か。
 実習はずっと両者が混在する班構成で実施してきたが,何となく変え時なのかもしれないなぁって感じる。「弱い強度のセッションを作る」や「セッション内に休憩を作る」等の工夫がないと,長丁場の実習で「無理のきかない」学生達の「ヒヤリ」は減らない時代に入っている感じ。
 「指導者が作った壁」を「有無を言わさず」越えさせられて来た時代の学生と,「無理しなくていいよ」って「自分にあった壁」を越えて来た時代の学生との差は,我々が思っている以上に大きいのかもしれない。

2012/02/22

自得力と試行錯誤の時間

スキー実習 その3

講習だから,いろんな練習をする。
出来る場合もあれば,出来ない場合もある。
出来なくて「わかんなぁ〜い」「むりっ〜」とか言う学生が増えている。

そんな時に斜面の中腹で「ひどいなっ」って捨て台詞でリフトまで滑ってす〜っと乗ったら,一同ゲレンデで唖然。

そしたら,なんと残りの斜面を練習しながらおりてきた。
しかも,さっきよりも巧い!(笑)

丁寧に説明したり,師範したりするのも大事だけど,
時間を与えて,自分と向き合いながら試行錯誤する時間ってもっと大切なんだと感じる。
自分で自身に向き合う時間。

2012/02/21

ブラックボックス

スキー実習 その2。
同じ説明を聞いて,同じ動きを見て,やってみる。
7人いると,7人が7人とも違うように受け取り,違うように動く(笑)。
人間って本当にブラックボックス。
頭の中や,身体の中で,何がどう変換されているのかさっぱりわからん。

そこで,「こう言って,こう動いたら,こうなったんだから・・・こう言って,こう動いたら,こうなるんだろうな」ってブラックボックスの中身を探りながら,一人ずつ問題を解決していく作業が始まる。
「これは●●の△△を▲▲にする練習な」って言って始める。
「じゃあ今度は○○の□□を■■に修正してみるか」って言って始める。

今年のスキー実習は学科教員が多く指導にあたる実習形態に戻した。
スキーはアマチュアだけど,運動指導はプロ!
やっぱり皆さん動きを変えるのが上手いなって思う。



2012/02/20

引き出し

大学のスノースポーツ実習で志賀高原へ来ている。
担当は16班ある中の7班目。
ほぼパラレルで滑る学生からプルークのまま斜面で凍りつく学生まで幅の広い7名。
こうなると「引き出し」が問題になる。
上を引っ張れば下はついて来れない。
下を上げれば上は物足りない。
このバランスが初日の午前午後は上手く行かず。
引き出しが少ないから難しいなぁ

明日も怪我なく上手くなるよう頑張ろう。

2012/02/17

感謝の日

毎月11日に,明秀日立高等学校バスケットボール部が行っている「感謝の日」。
東北大震災を忘れず,人と人との絆に感謝するための取り組み。

GREEN LINERSは阪神淡路大震災の17日を「感謝の日」とし,今日初めて最寄りの鳴尾駅から大学西門までの清掃活動を行った。

日々当たり前のように大学生として勉強やスポーツに打ち込むことができていることに対して改めて感謝の想いを巡らし,自分勝手に『スポーツだけ』をするのではなく,武庫女健スポ生に相応しい『文武両道』を目指せているかを確認するための1日になればいいなと思う。


 







2012/02/12

己 その2

学生:身体の使い方をこんなに細かく教わったのは始めてです.
コーチ:バスケットボールの指導は5人の動きを教えることと,身体の使い方を教えることと,身体を強化することの3つがあるからなぁ.
学生:そうですね.身体の使い方のことなんて案外言われたことがなかったですね.
コーチ:日本は最初から5人の動きをどんどん教えるから,アンダーカテゴリーは意外と強いんだよね.でも,各国の技術と身体が出来上がったトップチームではなかなか勝てないんだなぁ.

GREEN LINERSでは3つを全部指導しようとする.
だから,時間がかかる.
学生に,3つの指導についての「ことば」が通じるようになるのに1年はかかる.

大学生になってからまだ「身体の使い方」を変えようなんて,「かける時間」と「得られる成果」を天秤にかけたら,費用対効果がとてつもなく悪いことなんて百も承知.
「わかる」で終わったり,「できる」で終わったりがほとんどで,「使える」段階になることなんてほとんどないのかもしれない.
「自分のコツ」を勝手に伝えて「学生のやり方」を変えようとする自己満足なのかもしれない.

でも「巧い人」には「巧く動くコツ」があるのは確かなこと.
「私のコツ」を入り口にするけれども最終的には「自分のコツ」を掴んで欲しいと願っている.自分の身体を自分で操作して動きのコツを掴んでいくプロセスに面白さを発見し,試行錯誤しながら前向きに自分で育つプレヤーになって欲しいと願っている.

こんな風に「3つを全部やる」ってのが自分の「色」なんだと思う.

2012/02/11

1年ぶりに東海大会で岐阜へ。

「正直さ」「ずるさ」「かしこさ」「激しさ」「厳しさ」「優しさ」
コーチには様々な色がある。

色に優劣はない。
ただ一つ言える大切なことは「自分の色をもつこと」

2012/02/10

二連ちゃん

今日も入試で大学は入構禁止.
したがって,武庫川スプリント二連ちゃん.
 
自転車で河川敷に向かってる最中は,
「二日連続・・・どうかなぁ,できっかなぁ,落として違うことやるか・・・」.
なんて考えてましたが,河川敷に着いたら学生達は案外「その気」.
「どうせ,やるんでしょっ!」って感じ.
じゃぁ,ってことで30m, 60m, 80m, 90m, 120mにコーンを設置する.

始まったら,なんだかんだ言ってみんな元気に走る走る.
昨日よりも良い感じの学生もいる.
先頭走る二人の肉団子は,広い肩幅にぶつかる向かい風をものともせずに疾走(笑).
 
走速度はまだまだ納得いく高いレベルには達していないが,
それでもこの段階では全量を元気にこなせることが大事.
 
最後はいつもの3kgメディシンでしめ.
3kgのメディシンを6mの距離地面と平行に投げる野獣や核弾頭には唖然。
「only power, no technique,脳みそまで筋肉」って感じだが・・・
 
「半分だけ」参加の4年生は,身体の重さに・・・ダウンでした.
途中からお天道様が消え,風が吹き始めたので体感温度は一気に低下.

今日は地元の2つの高校がそれぞれ「マラソン大会」でした.
いずれにもGREEN LINERSの卒業生がいて,立派に「先生」している姿を見ることができました.

2012/02/09

スプリントの段階へ

今シーズンはスパイラルで2週ずつ課題を変えてコンディショニング.
今週と来週はスプリントの段階.
再び訪れた寒波の中,午前中の河川敷へ.

w-up
Repetition sprint
   30m×10reps
   60m×10reps
   90m×5reps
   120m×1
Interval sprint
   80m ( sprint 12sec, rest 60sec )×10reps

どっかで嫌がるかと思いきや,最後まで叫びながら走ってました(笑).
この時期,この段階,スパイラルの1周目.
これを週に2回×2週で4回頑張れるかな.

2012/02/05

10割回復10割負荷

トレーニング期間。
ただバスケットボールをするよりも強度は高い。
試験が終わって量も増えてくる。

そんな時に,7割の回復で7割の負荷をかけて,5割の回復で5割の負荷をかけて・・・
だとあまり面白くない。
7割の回復で10割の負荷をかけると壊れちゃうし・・・

だったら,10割回復する場面も作って思いっきり10割の負荷をかける。
そんな事もやりながら,長い目でみながらシーズンを進めていったら,気がついた時にはステージが何段も上がっていくんだろう。

「回復(リカバリー)」は「次の負荷の準備」だと考えよう。

2012/02/04

楽しみを創りながら

先週の土曜日に,姫路市へWJBLの試合観戦に出かけた。
その時に,TOYOTAアンテロープスから配られた小さなパンフレットの選手紹介部分に,顔写真とともにとっても愉快な「肩書き」が書かれてあった。
「浪速の雷神」とか「奇襲の使い手」とか・・・思わず「うまい!!」ってうなってしまった(笑)。

コーチとそれを見て,思わず「我が軍もこんなん創ろう!」ってことになり,
学生に依頼しておいた。
本日出来上がったのが,これ。なかなかの出来。

「名は体を表す」っていう。 
 コートネームと共に各プレーヤーを表すこの肩書きにあやかって,頑張れ。
関西の他のチームも作ったら面白い。

2012/02/03

働きかける

昨日なんで怒ったと思うかを聞く.
学生は学生でいろんなことをちゃんと考えている.
半分は.

そして伝える.
1)同じことを何度もやられる=相手がいない
2)工夫が見られない=主体性がない
3)全体と部分が無関係=問題意識がない


足りないと思うことは,足りないと言う.
こうなって欲しいと思うことは,こうなって欲しいと言う.

働きかけなきゃ,何にも変わらないから.

バスケットボールは仲間がいて,相手がいるスポーツ.
だから,仲間との連動があり,相手との駆け引きがある.
バスケットボールはルールの範囲内であれば,何をやっても許されるスポーツ.
だから,「制限された中の自由」を謳歌できる.
バスケットボールはゲームの勝敗を決定する要因が複雑に階層構造をなすスポーツ.
だから,常に問題意識をもって取り組めば勝利する方策が無限に生み出せる.

それが球技の楽しさの根源だと思っている.

2012/02/02

言ってる先から

忍耐力が大事.
昨日の言葉.

今日は4年生が一人参加したから,ついバスケットボールをやってしまった.
そのとたんに,忍耐力が・・・・

一つずづ階段を登ってる人間に向かっていきなり五段ぬかしを要求しているようなもの.
にも関わらず,このくらい登って欲しいなぁって思う自分がいて勝手に怒ってる.


いかんいかん.
短気は損気.


2012/02/01

だんだんと

2012シーズンは,あるプロフェッショナルな後輩のアドバイスを参考にしながら,走力は2週間毎に,筋力は3週間毎に,いろいろ変えてスバイラルで向上を目指していくという計画で進んでいる。

たまに,練習ゲームはやるが,バスケットボールはあまりやっていない。まるでトレーニング部みたい(笑)。

それでも,4週目に入り,だんだんと気配が変わってきた。
だんだんと,だんだんと,・・・・あくまでだんだんと。
決して,急には変わってくれない。

すぐにでもバスケットボールがしたくなる。
でも,2011シーズンの反省は「個」を徹底的に伸ばす作業ができなかったこと。

だから,やっぱりコーチには忍耐力が必要だ。

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...