2011/07/31

コピーできないもの

インターハイ期間中に2冊の本を読んだ
ヘミングウェイ「老人と海」
茂木健一郎・甲野善紀「響きあう脳と身体」
そのくらい秋田は遠かった(笑)

共通しているのは
人間、自然、身体、技、心

インターハイという舞台に直接足を運ばなければ伝わらないもの
直接そのコーチに会って話を聞かなければ伝わらないもの

言葉という記号によって複製が可能な知識の世界と
身体知という複製が不可能な技の世界と

両方あるからコーチングは興味がつきない世界

2011/07/30

伝統

戦いの後に「善戦」と評されることがある
敗けチームには「善戦」が冠され
勝ちチームには「辛勝」が冠される

辛勝でもなんでもいい
1点勝ち側に回っていることがとても大切であると同時に非常に難しいこと

あるベスト8に残った勝ちチームで観客席から応援していた下級生達が
夕方にはAコーチの指導のもと公園でランメニューでトレーニングしていた

こうやって1点勝ち側に回るチームが
下級生へと引き継がれていくんだなぁと思う

2011/07/28

力を発揮するということ

インターハイ初日
27チームが初戦で散っていった

いろんなチームがいろんな目標を持って試合に臨んでいる
インターハイに来ることが目標のチーム
初戦を突破することが目標のチーム
ベスト8に入ることが目標のチーム
決勝に出ることが目標のチーム
優勝することが目標のチーム

高校生の試合は本当にいろんなことが起こる
力を付けて臨んでも
力を発揮できないで終わることも多い

目標をクリアするチームもあれば
目標をクリアできないチームもある

普段通りの力を発揮することは難しい

2011/07/27

秋田

明日からインターハイ
女子の会場は秋田市

夕方ついた秋田は涼しげ

明日から熱い高校生の戦いが始まる

2011/07/26

同じ絵を描くこと

同じ絵を描くことがどれだけ大事か
まだチームに浸透していない

黙ってプレーするガード
方針もなくプレーするフォワード
様子をうかがうセンター

これでは怖くない

コミュニケーションがまだまだ足りない

2011/07/24

分散と集中

つい増やしたくなる
つい加えたくなる

という欲に負けずに

絞り込むことが大切だなぁと感じる

ここからが正念場

2011/07/23

決める力

どんなことをやるにせよ
どんなことを言うにせよ
決断が必要

決めた人には責任が加わる
決めない人には責任はのしかからない

だからみんな決断しないし
何も言わない

大事な場面になればなるほど
いつもと違う場面になればなるほど
決断することの重みと責任は大きくなる

だからみんな決断しないし
何も言わない

自分が決めるより
人が決めたことに乗っかって漂っている方が楽

だからみんな決断しないし
何も言わない

だから成長しない

自分で決めたことをやろうとして失敗する姿は見ていてなんとも思わない
そこには成長のきっかけがある
自分は決めないでただ漂っている姿をみていると不快な気持ちになる
そこには成長のきっかけはない

その日にうまくいかないことがあっても
平気で終わって、平気で笑って、平気で帰れる

コーチの理想とプレーヤーの現実か

2011/07/22

叫ぶ練習

攻撃には「read defese(ディフェンスを読む)」が不可欠
オフェンスがディフェンスと関係なく動いてもうまく行くはずがない

スクリーンプレー(ピック)の練習があまりにもうまく行かないので
「実況中継しろ!」を課題にした
ディフェンスがスライドなのか、ファイトオーバーなのか、スイッチなのか、かかったのか・・・
とにかくチーム全員がその状況を叫ぶ練習

そうすると面白い
まず最初はスタートの数名しか声が出ない
それ以外はその状況を自信を持ってジャッジすることができない

そのうちに、少しずつ声を出す人間が増え
声の大きさが少しずつ大きくなっていく

それでもチーム全員が同じ状況を同じタイミングで叫ぶまでにはいかない

なんで声が揃わないのか聞いていくと
やっぱりその状況でディフェンスの何が信号機になっていて
その信号機の状態に応じてどんなオプションがあるのか
についてチームで統一した絵が描けていない

ということはコーチの責任ということになる
チームが同じピクチャーを描いてプレーするのが理想
今日も叫ぶ練習が続く


2011/07/20

近所迷惑?

練習中には大きな声を出すことが大きい
隣でバレー部が元気にやっているからなおさら声も大きくなる
いろんな声が出る
指示する声もあれば怒る声もあり、激励する声? もある

そしたら
それが結構外にも響いているらしい
研究室にも
体育館の1階のプールにも
隣の体育館の体操場にも声が降ってくるらしい

卒業生の大学院生からは
西門を出てずいぶん先からも聞こえますよって笑われた

それはやっぱり近所迷惑なんだろうと思う
節電で窓を開けているとなおさらかもしれない

声がでかいという自覚は全くない
ただ、試合中の歓声の中でも相手コートの端まで声が届くようになることを心がけてきただけ

そしたら、近所迷惑になってしまった(笑)

2011/07/19

風が吹くと・・・・

風が吹くと桶屋が儲かる
は昔の言葉

今は
風が吹くと練習が休みになる(笑)

台風の影響で暴風警報が発令され
午後の授業も一斉休講で強制帰宅命令
当然練習もお休みに!

明日は風が吹くのかなぁ

2011/07/17

カテゴリーがあがるとういこと

高校生というカテゴリーから
大学生というカテゴリーへあがってGREEN LINERSへ入ってくる

普段は大学生のカテゴリーの中で練習したり試合したりしているわけだが
たまに高校生と練習をしたり試合をしたりする

そうすると
高校生から大学生になるとはどういうことなのか?
ということがよくわかる

言われていることを頑張る段階から
自分で考えて頑張る段階へ

言われてからやる段階から
言われる前にやる段階へ

自分のやりたいことをやる段階から
相手がいやがることをやる段階へ

GREEN LINERSの学生達が
本当の意味で大学生のカテゴリーへ成長しているのかどうか
たまの練習ゲームは評価ができておもしろい

実業団へ闘いにいくと
逆の現象が現れてこれもまたおもしろい

2011/07/16

限られた枠

大学にはいろんな入学方法がある
スポーツ推薦入試
公募制推薦入試
一般入試
・・・
スポーツ推薦には枠がある
公募制推薦入試は100%の保証がない
一般入試には受験勉強も当然必要

無制限にとれたらいいのにと思う
GREEN  LINERSでバスケットボールをやりたいって願う高校生が
みんな入れたらいいと思う

しかし現実には枠がある

来て欲しい高校生
来たい高校生

だから難しい

2011/07/15

きっかけ

人が成長するにはなにかきっかけがいるんだと思う

それが成功体験であったり
失敗体験であったり
苦労体験であったり
協力体験であったり
・・・・

いろんなことが起こる
それを、みんなきっかけにしたらいい
そしてどんどん成長していったらいい

2011/07/13

聞きたくない言葉

チームの主力6名が国体で抜け、1名が海外遠征で抜け‥‥
それでも残されたメンバーでゲームをする

4年生が3人いるにも関わらず

チームに締まりがなく
緊迫感がなく
意地もなく
徹底もなく
緩みっぱなし

そして、「何故だ?」という問いに対して4年生から出た
「周りに流されました」という聞きたくもない信じたくもない言葉

緩んだ空気も
緊迫した空気も
意地も
徹底も

作りだすのは4年生の力
それが学生スポーツの神髄

誰に流されたのか?
誰を流したのか?

それとも、それを作りだすのが自分の仕事だというのか?

そんな仕事をするつもりはないし、したいとも思わない
そこには「感動」も「信頼」も「尊敬」も「配慮」も「リーダーシップ」も「成長」も何もない

2011/07/09

消化不良

一つのことを集中して訓練すると成果が目に見えやすい
次に二つ目のことを足してみる
そうすると一つ目のことと二つ目のことが錯綜して消化不良を起こす
結果的に一つ目のことのできも下がる

いっぱいあるけどどれも不確実
少ないけど確実

だったら後者の方が戦いになる

2歩進んで1歩下がる
3歩進んで2歩下がる

その繰り返しなんだろう

しかし、絶対にバリエーションを作りあげるっていう決意は捨てないことが大切

2011/07/07

コーチKの言葉

コーチKのバスケットボール勝利哲学を毎夜1項ずつ読んで寝る
まだ2つのキーワードしか読んでいないけど(笑)
「柔軟性」「逆境」

コーチKは言葉を大切にしている
その言葉に,借り物の軽さはない
たとえ誰かの言葉であっても,コーチK自身の経験がそこに重なることによって
コーチKの言葉としての重さがでる

コーチングは人と関わる
だから,人と人の間をつなぐ言葉は大切な役割を果たす
コーチングは自分自身を鍛える
だから,自分自身の骨格となる言葉は大切な役割を果たす

2011/07/05

Focused Coaching

練習の焦点がしっかりと定まっているときは練習がしまる
練習の焦点がぼけているときは練習がゆるむ

Focused Coaching(焦点を絞ったコーチング)
Random Coaching(目についた問題を手当たり次第指摘するコーチング)

Individual work
station drill
group work
half court game
までの流れがつながるときはfocusが効いているので練習がしまる

下級生を試合で使えるレベルまで引き上げるのが今の課題
なんとかしてfocusを効かさなければいけない

イメージを言葉にし
イメージを示範し
イメージを試行錯誤させ

Focused coaching が実現できるように
自分自身がもっともっとコーチングを学ばなきゃいかん

2011/07/03

眺めてみると

なんとなくやっているのか
本気でやっているのか
やらされてやっているのか
工夫しながらやっているのか
余裕でやっているのか
必死でやっているのか

眺めているとよくわかる
このチームが一山超えるには
眺めを良くしないといけない

2011/07/01

過ぎたるは及ばざるが如し

朝起きてフローズンブルーベリーを食べて
野菜ジュースを飲んで
コーヒー牛乳を飲んで
朝食を食べて...

そしたらお腹が壊れた

電車に乗って大学にぎりぎりたどり着いてセーフ

何事もほどほどが良いようで

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...