年が明けてはや1週間以上が過ぎた.月曜日には成人式もやってくる.
大学が再開されると同時にGREEN LINERSの練習も再開した.
この時期はトレーニング中心だったり,基礎技術中心だったりするので,練習をAチームとBチームが一緒に行う機会が多い.
バスケットボールの技術的にも体力的にも「異質集団」になる.
異質集団での練習になると,上級生が下級生に,AチームがBチームに正確に伝えることが課題になる.下級生は上級生に,BチームはAチームに教わることで良くなり,上級生は下級生に,AチームはBチームに教えることで良くなる.
「教えて然る後に足らざるを知る」と筑波山神社のおみくじにもあった.
チームでいろんなことを共有することが,徹底するためのスタートライン.
「方向性」と「水準」はコーチ一人が持ってても意味がない.プレーヤー全員で共有するもんだと思っている.「何が良くて,何がわるいのか」「どのくらいが使える水準で,どのくらいが使えない水準なのか」をプレーヤーが分からないまま練習をやっても,結局はコーチが怒ってばかりの練習になってしまう.その先にあるのは「だから俺がいなきゃだめなんだ」ということになる.そんなチームにはなって欲しくない.
競い合うなら「等質集団」で切磋琢磨する必要がある.
同じような技術,同じような体力,の仲間をライバルと設定して互いに競うことで両方が伸びる.
1年間の中で,異質集団で練習したり,等質集団で練習したりする.
どちらもGREEN LINERSにとっては必要な練習.
それぞれの特性をよく理解し,成果を出していこう.
今年のチームが掲げたkey wordは「自律」だ.
関西女子学生バスケットボール連盟1部リーグ所属MWU LAVYS Basketball Teamのヘッドコーチが
大学日本一という夢の実現に向けて日々登り続ける坂道の記録
バスケットボールのコーチングを心・技術・戦術・体力の側面から深く追求していきます
『Podcastで聴くコーチングのヒント 坂の上の夢の声』というタイトルのポッドキャスト で声の配信も行っています!
バスケットボールを安全にプレイできる環境を求めて
バスケットボールに関わる全ての皆様にどうしても考えていただきたいことがありこの投稿をしています 女子の大学カテゴリーですが1990年代からずっと現場で指導する教員コーチとしてどうしても考えていただきたいことです それは「強度(intensity)」についてです 歴史的にバスケ...
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