長文になりますが、今日改めて思ったことです
コーチを始めてなんとなく成果(勝敗という意味で)
が少し見え始めてた20代中盤くらいの頃
プレイヤーに
「どんなバスケをしたいかよく分かる」
「何をやってほしいかもよく分かる」
「問題をどう設定してそこから課題をどう設定したかもよく分かる」
「だからチーム一丸で一つの方向へ向かって一生懸命頑張れる」
・・・・・
「でも先生じゃうまくならない」
って言われたことがある
47歳になった今でも
その言葉はずっと自分の中に残っている
だから
「うまくするってどういうこと?」
って今もずっと考え続けている
「今日はうまくなるような指導ができたか?」
「今日は何がうまくなった?」
「今日は何ができるようになった?」
っていつも体育館を後にするときに振り返る
「勝つこと」でも達成感を得ることはできるけれども
「できないこと」を「できるようにする」ことや「うまくする」こと
で得られる達成感のほうがはるかに大きい
そう思うようになって20年以上が過ぎてる
自分は日本一を争うような一流のプレイヤーではなかったから
「自分はこうやってきた」っていうプレイヤーとしてのコツ(創発身体知)
の財産は多くはない
できることは
一流のプレイヤーの動きを観察して
どうなっているのか?
を見抜き
どうやっているのか?
を探り
どんな下位技能が必要なのか?
を構造化し
どうやったら練習できるか?
を創意工夫し
ほんとにそうなるか?
を検証し
といった試行錯誤を繰り返して
指導者としてのコツ(促発身体知)を蓄積していくこと
うまくいかないことの方が圧倒的に多いけれども
「あっ、そういうことだったんだ」
って頭と身体の両方で同時に分かるというか了解できる瞬間が時々ある
ストレングスファインダーで見つかった自分の強みは
学習欲・達成欲・分析思考・原点思考・内省
「うまくするってどういうこと?」って問いは
「勝つための最短距離はなんだ?」って問いよりも
ずっとずっと自分を刺激し、動機づけるんだろうな
これまでがそうだったように
これからも
それはコーチとしてのエゴなのかもしれないけれどな
関西女子学生バスケットボール連盟1部リーグ所属MWU LAVYS Basketball Teamのヘッドコーチが
大学日本一という夢の実現に向けて日々登り続ける坂道の記録
バスケットボールのコーチングを心・技術・戦術・体力の側面から深く追求していきます
『Podcastで聴くコーチングのヒント 坂の上の夢の声』というタイトルのポッドキャスト で声の配信も行っています!
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