2021/06/01

自分の動きを主観的に観察することと客観的に観察すること

コロナ禍で大学の授業はオンラインが多い
昨年度前期は全ての授業がオンラインだった
実技のバスケットボール授業もオンライン…

今年度はバスケットボール実技を4月から対面でやれてたが
4月25日緊急事態宣言の発出により一旦オンラインに移行こせざるを得なくなった

じゃあどうするか…となるんだが
そこは昨年度構築した「オンラインスキルテスト」実施に切り替える

毎週
①指導資料(PDFファイル)と解説映像(Youtube動画)の提示
→②提出課題の説明映像提示(Youtube動画)
(撮影方法、評価の観点と基準、提出方法)
→③各自が自分で練習
(時間と場所は様々、課題は基本的にボールを使わない動きだけのシャドウ)
→④自分の動きをスマホで動画撮影して自分で評価の観点と基準を確認
→⑤できてると判断したら提出
という流れ

ゴールデンウイーク明けから4週間のオンライン期間を経て
6月に入り感染症対策を行なった上で対面授業を再開した

まずは
オンラインスキルテスト課題を実際のコートでボールを使って実施してみた

その結果は……
「対面授業だけの時よりも動きがいい!」

結局、学生自身が動きのメカニズムとその運動経過の中にあるポイントを指導資料と解説映像から見抜き
自分の動きを映像によって客観的に自己観察したことが
動きの学習にとて効果的な機会になったということ

対面授業だと動きの良否を私が評価することが多く
私は教えたつもりになり、授業してる!って満足感はあるが
案外学生は受動的な学びになってるんだろうなと思う

オンラインスキルテストだと
学生が自分の動きに意識を向ける主観的な自己観察と
学生が自分の動きを外からみる客観的な自己観察とを
行ったり来たりすることになり
主観的な自己観察と客観的な自己観察を行ったり来たりしながら
結果的に学生は能動的な学びになるんだろうと思う

実技はオンラインよりも対面の方がいいに決まってる
でもオンラインにはオンラインの良さがあり
両方を足したら対面授業はもっと良くなる

全ての出来事は成長の機会になる!
学生にとっても教員にとっても

改めてそう思う




 

0 件のコメント:

コメントを投稿

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...