2012/07/23

オールラウンダー化とポイントガード

昨日はWJBLのサマーキャンプを1日眺めていた。
12チームが一同に介してのテストマッチ。
12チームのヘッドコーチ。12チームのアシスタントコーチ。12チームのプレーヤー。
3コート×4=12試合。こんな機会年に1回しかない。

日本女子バスケットボールの特徴は「モーションの速さ」「スクリーンの多様さ」「パッシングの速さ」「シュートの早さ」の追求となるのだろうか。普段大学チームをみている自分にとって刺激となる、いろんな「速さ」と「早さ」があった。

そんな中で「ポイントガードって何なんだろう?」って感じた。
「5人のプレーヤーが早く・速く動き、5人のプレーヤーが攻める」結果「プレーヤーの役割が均等化」してくる。それを「オールラウンダー化」と呼ぶのだろうか。

「ゲームを制する」ためには「コートを支配する」プレーヤーがいる。
「ずっとボールを持っているプレーヤー」でもなければ「ずっとボールを配っているプレーヤー」でもない。「存在感」あるいは「頭脳」とでもいうものか。

「プレーがうまく流れている時は、いないかのごとく」
「プレーがうまく流れなくなった時にこそ、的確な判断と指示で流れを呼び込む」
「いざとなったら自分でも攻撃をしかけ」
「豊富な活動量で相手の攻撃を阻止する防御の要にもなる」

「175〜185cmの範囲のプレーヤーがペイント内でのショットだけでなく3Pも打ててドライブもできるようになる」というオールラウンダー化は、日本に絶対的に必要な方向性だと感じる。その流れの中で、凛として存在感を放つポイントガードがどう育つか? それもまた日本に絶対的に必要な方向性だと感じる。

自分にとってはGREEN LINERSのポイントガードをどう育てるか?
それが今、一番の課題でもある。

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