2014/10/27

成功しないと終わらない練習

例えばシュート練習

決められた回数をこなすだけの練習をしていても勝負強さは身につかないなぁ
連続インにするとか、制限時間内での成功本数を決めるとか……
「やれば終わる練習」や「時間がくれば終わる練習」ではなく
「成功しなければ終わらない練習」
あるいは
「成功しなければペナルティーがある練習」
にして圧力をかける

結果だけを問うのは問題があるし
ハードルが高すぎるのも問題がある
それでも技術練習ならば
経過を大切にしながらも結果にこだわるこの方向でいいんだと思う

ところが戦術練習
特に「攻撃」練習

当然回数を決めて練習するだけではほぼ意味がないし
ターンオーバーやシュートミスが起こっても
規定の時間や回数がくれば終わりという設定では
試合中に勝負の圧力がかかったときに当然ボロが出る

じゃあ
「攻撃側の成功」を終わりの条件にするとどうなるか?
当然
「練習を終わるために防御側が無意識に手加減する練習」
になるんだよなぁ

最初は厳しく守っている防御も
次第に厳しく守っているふりをしながらも攻撃の成功を期待するようになる
練習が早く終わって欲しいから

これは「防御」練習でも同じことだな

よしできた! 今日の練習は成果があった!
ってコーチが思っても
実は反対側がうまくいくように手加減してるってことが本当はいっぱいあるんだろうな

バスケットボールを安全にプレイできる環境を求めて

  バスケットボールに関わる全ての皆様にどうしても考えていただきたいことがありこの投稿をしています 女子の大学カテゴリーですが1990年代からずっと現場で指導する教員コーチとしてどうしても考えていただきたいことです それは「強度(intensity)」についてです 歴史的にバスケ...