2017/05/08

⑧ 切り替え transition

攻撃→防御→攻撃→防御…
集合→離散→集合→離散…
通学→授業→練習→通学…

バスケットボールの練習や試合のありとあらゆるところには「切り替え」がある
「局面の切り替え」
「メニューの切り替え」
「行動の切り替え」
 ………
これらの切り替えは
戦術行動をより効果的にし
時間資源の活用をより効果的にする

それでも
バスケットボールに限らず競技スポーツ全般において
いや
競技スポーツに限らず人生全般において
最も難しい切り替えは
「失敗からの切り替え」だろうか

一度起こった失敗はどんなに考え尽くしても消えて無くなることはない
にもかかわらず意識が過去の失敗に留まってしまい
今その瞬間に集中することができなくなってしまうことがいかに多いことか

失敗そのものに意識が留まるだけじゃなく
未来の失敗に意識が飛んで不安になったり
失敗に対する他者の評価に意識が向いてしまったりすることも実に多い
これらは全て集中を阻害する要因

競技スポーツに本気で打ち込むことによって得られるライフスキルは数多くあるが
失敗からの切り替えはその中でも最も重要なスキルなんだとダブルゴールコーチングには書いてある

個人であっても
チームであっても
失敗からの切り替えを大切にし
今その瞬間を生きることを学び続けることができれば
失敗も成功のための一つの過程であったと言える未来にたどり着ける可能性が高くなる

でも
最も難しい切り替えは
「成功からの切り替え」なのかもしれない

失敗体験は「変化」や「挑戦」を生み出しやすいが
成功体験は「安定」や「現状維持」を生み出しやすいから

失敗と同じように成功も通り過ぎた過去の出来事
プレイヤーもコーチも「失敗体験からの切り替え」以上に「成功体験からの切り替え」の方が難しいことを自覚しておかなければ
成功の中に未来の失敗の芽が潜んでいることに気づけなくなる

一つのプレイの成功や失敗
一つの試合の成功や失敗
一つの大会の成功や失敗
一つのシーズンの成功や失敗
そういった一つ一つの経験からの切り替えを常に意識し
常に新しい挑戦を続けていく訓練を日々積み重ねていくことが
心技体の全てをタフにしていくのだろうと思う

バスケットボールは習慣のスポーツ
ゲームでは「いつも通り」のことしかできない

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