2012/09/17

小さくまとまんなよ!

競技スポーツを続けている以上、勝ったり、負けたりを繰り返す。
コーチもプレーヤーも勝ちに喜び、負けに苦しみ、日々を過ごしていく。
うまく行くことばかりではない。

20代後半に関東一部でヘッドコーチをさせていただいていたときは本当に怖いものがなかった。ただひたすらに筑波と日体を倒すことだけを考える挑戦者。トーナメントもリーグも試合が楽しみでしょうがなかった。指導の中身が別にすばらしかったわけでもない。分からないことの方が多かった。無知の勘違いだらけだったが、失うものは何もなく、40〜50代のコーチに対して関東に新風を吹かすんだ!っていう熱い思いだけでコートに立っていた。観戦から学び、映像から学び、書物から学び、練習見学から学び、プレーヤーから学び、飲み会で学び、ただひたすらに上を目指していた。「旗」を掲げ、信じて引っ張った。「挑戦」という文字は、今もそのチームに受け継がれている。

あれから、20年近く経た今、かつてを懐かしく思い出す。
そして、「挑戦」よりも「保守」に成り下がっている自分が許せないでいる。
「小さくまとまんなよっ!」って言ったかつての学生の言葉を思い出す。

明日からまた挑戦者の自分を取り戻したいと思う。
「前を向いてなきゃチャンスはつかめない」

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