準備期はチーム全員が同じトレーニング量をこなしながら「機会均等」の中で一人一人が伸びていく時期。
ところが試合期に入るとどうしてもスタートで試合に出るメンバー、控えで試合に出るメンバー、なかなか出場機会がまわってこないメンバー間で、色んな「機会不平等」が生まれる。高校までは常にチームの中心として試合に出場していたプレイヤーが、なかなか試合に出れないという「初めての経験」に悩む現実も多い。そんな中で「どうせ自分は…」とか「自分は3列目だから…」などの気持ちが生まれると、結果的にチーム内での戦い合いがなくなり、全体のレベルも下がっていく。
監督として「全員に出場機会を…」という「想いの平等」はあっても、現実には200分という「出場時間の分配は不平等」にならざるをえない。
大学スポーツで学ぶものは「成功」だけではない。「失敗」や「停滞」や「迷い」の中で、「今、ここ」を大切に、挑戦を続けて欲しいと願う。
関西女子学生バスケットボール連盟1部リーグ所属MWU LAVYS Basketball Teamのヘッドコーチが
大学日本一という夢の実現に向けて日々登り続ける坂道の記録
バスケットボールのコーチングを心・技術・戦術・体力の側面から深く追求していきます
『Podcastで聴くコーチングのヒント 坂の上の夢の声』というタイトルのポッドキャスト で声の配信も行っています!
バスケットボールを安全にプレイできる環境を求めて
バスケットボールに関わる全ての皆様にどうしても考えていただきたいことがありこの投稿をしています 女子の大学カテゴリーですが1990年代からずっと現場で指導する教員コーチとしてどうしても考えていただきたいことです それは「強度(intensity)」についてです 歴史的にバスケ...
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今日は13:00からBSプレミアムにて「坂の上の雲」を一挙放送している. 午後はずっと観ている. かつて,小説「坂の上の雲」を読んで,司馬遼太郎が描く様々な「指揮官」の姿に,指揮官としてのコーチいかにあるべきかを考えさせられた.だから,ブログタイトルを「坂の上の夢」にした(笑...
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試合期にはいつも見直すメモ 試合後の反省もあって少しずつバージョンアップしてきたもの このあいだ応援に駆けつけてくれた卒業生と試合前に見ていたこのメモの話になり 「それください!」って言われたのでアップしてみました コーチによって試合への臨み方はひとそれぞれ...
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長い長い時間をかけて練習をしてきても 本当の勝負はほんの一瞬 「鍛錬千日之行 勝負一瞬之行」 かつて甲子園を湧かせた 池田高校野球部監督蔦文也氏の言葉 練習でどんなにシュートを打ち込んでも 本当の勝負の一本を決める力がなければ 勝者にはなれない 努力をする...