2017/04/09

③ 超攻撃的 super aggressive

バスケットボールには攻撃局面と防御局面がある
だから「攻撃的」という言葉は攻撃時に心がけること
そう考えるのが一般的なんだろう

攻撃の目的は
勝ち試合の終了間際には「時間を使うこと」が目的になることはあっても
基本的には「ゴールすること」が第一の目的になる

したがって
全ての「カット」「パス」「レシーブ」「ドリブル」「スクリーン」……は
「ゴールすること」やそのための「シュートチャンスを創り出すこと」に直結していることが理想

ところが実際にはそう単純ではなく(と考えてしまっているだけだが)
ゴールやシュートチャンスの創出に直結しないプレイや
ゴールすることを意識していないプレイがそこら中で発生する

かつて
そういったオフェンスの消極的行動は
ディフェンスの「反撃行動」を生み出す
という稲垣先生の研究論文に出会った
防御側が攻撃側の消極的行動に付け込んで反撃行動にでる!

その時から
「攻撃的」という言葉は攻撃時だけに大切なものではなく
防御時にも必要なんだと思うようになった

では
防御時に攻撃的になるとは一体どういうことなのか?

それはやっぱり
「ボールを奪うこと」を狙うことなんだと思う

「守る」意識で防御していても攻撃側に先手を取られ
対応している間に結局はやられるだけ
そんな「守る」意識を捨てて「攻める」意識を前面に出す

ディナイも「持たせない」ではなく「奪う」
ボールディフェンスも「自由にプレイさせない」ではなく「奪う」
ブロックショットも「打たせない」ではなく「奪う」
ヘルプディフェンスも「カバーする」ではなく「奪う」
リバウンドも「取らせない」ではなく「奪う」

全ての攻撃行動を「ゴールすること」から
全ての防御行動を「ボールを奪うこと」から
見つめ直してみると
「攻撃的」な行動が次々に生み出されていく
そしてそれに「超」がつくくらい徹底的にやる
攻撃練習も防御練習もお互いが「超攻撃的」にやる
そんなバスケットボールの実現を目指したい

バスケットボールは習慣のスポーツ
ゲームでは「いつも通り」のことしかできない

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