ゲームスピードで動きまわるオフェンスを必死で追いかけて守る練習のスピードを、スローモーションまで極端に下げて守らせてみると面白い事が見えてくる
ボールが動く瞬間
相手が動く瞬間
スクリーンをスライドやフォローですり抜ける瞬間
スクリーンをスイッチするときに自分の守る相手が替わる瞬間
いろんな瞬間瞬間を先取りし、一つ一つの局面ごとに小さな文節に区切って原則的に正確なポジション・スタンス・ビジョン・トーキングができるプレーヤーと、ただなんとくなくやってた人との違いが極端によく見えるようになる
実際の試合で全ての局面を正確に守ることなんてできない事をわかっている
しかし、練習の段階では一つ一つ正確につぶしていく訓練をしなきゃいかん
なんとくなくできていてもそれをさらに突き詰めて考える厳しさがチームに欲しい
言葉で「スイッチしろ」とか「スライドしろ」とか「前を守れ」とか「ボディーチェックしろ」などと言うのは簡単だが、それが「正確にできる」ためにはいろんな身体操作(コツ)が必要になる事を「頭で理解」し、「身体でできる」段階を経て、「試合で使える」段階まで時間をかけて訓練しなきゃいかん
本当に動きを極めたアスリートは、自分の身体操作をものすごく短い文節に区切って細かく表現する事ができるという
バスケットボールでも同じ事がいえる
ただ速くて力強いだけの体力勝負ではこれ以上高いレベルに進む事ができない
一つ一つを正確に訓練した上で「最後は気合いの勝負」で臨むのがいい
関西女子学生バスケットボール連盟1部リーグ所属MWU LAVYS Basketball Teamのヘッドコーチが
大学日本一という夢の実現に向けて日々登り続ける坂道の記録
バスケットボールのコーチングを心・技術・戦術・体力の側面から深く追求していきます
『Podcastで聴くコーチングのヒント 坂の上の夢の声』というタイトルのポッドキャスト で声の配信も行っています!
●●が「●●以上のもの」であるか?
仕事が「仕事以上のもの」であるか? 作業が「作業以上のもの」であるか? 勉強が「勉強以上のもの」であるか? 練習が「練習以上のもの」であるか? 卒論が「卒論以上のもの」であるか? : ●●が「●●以上のもの」であるか? : 最近この問いについて考えることが多い 仕事が「給料を...
-
今日は13:00からBSプレミアムにて「坂の上の雲」を一挙放送している. 午後はずっと観ている. かつて,小説「坂の上の雲」を読んで,司馬遼太郎が描く様々な「指揮官」の姿に,指揮官としてのコーチいかにあるべきかを考えさせられた.だから,ブログタイトルを「坂の上の夢」にした(笑...
-
長い長い時間をかけて練習をしてきても 本当の勝負はほんの一瞬 「鍛錬千日之行 勝負一瞬之行」 かつて甲子園を湧かせた 池田高校野球部監督蔦文也氏の言葉 練習でどんなにシュートを打ち込んでも 本当の勝負の一本を決める力がなければ 勝者にはなれない 努力をする...
-
試合期にはいつも見直すメモ 試合後の反省もあって少しずつバージョンアップしてきたもの このあいだ応援に駆けつけてくれた卒業生と試合前に見ていたこのメモの話になり 「それください!」って言われたのでアップしてみました コーチによって試合への臨み方はひとそれぞれ...
0 件のコメント:
コメントを投稿