2011/10/07

自信 その2

将棋の羽生語録(勝ち続ける力:羽生善治・柳瀬尚紀、新潮文庫、p.80.2011)
「他人がどんなことをして毎日暮らしているか、これは絶対にわからないことじゃないですか。ところが、記憶はどんなに悪くても、自分自身が過ごしてきた生活ややってきた蓄積は、一番よく知っているものでしょう。自分がどれだけ怠けてきたか、どれだけ努力してきたか、どういう生活を過ごしてきたか。これは誰でもわかります。だから、最後に何かを決めるという段階に入ったら、自分自身を信じきることができるかどうかに、ものすごく影響されますね。
 だから、考えている中身よりも、費やした時間や努力が、決断する時の安定剤になっているというところがあるのかもしれません。もちろん、中身も大事なんですけど、これまで積み重ねてきたことを信じられるかどうかが、曇りなく決断したり、自信を持って次に進むということに、すごく関係しているのかな、という気がしています。」

 「褒められたから」とか「大丈夫って言われたから」とかで生み出されるような上っ面の自信じゃなく、その人の日常から生み出される本当の自信。

 自信は他人から与えられるもんではない。
 本当に心の底から自分は大丈夫って思えるまでやりきった先に生まれるもの。

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