2010/09/30

時間という資源

時間は全ての人に平等に与えられている唯一の資源

準備が足りないから時間が捨てられていく

2010/09/27

ゆっくり動くと見えてくるもの

ゲームスピードで動きまわるオフェンスを必死で追いかけて守る練習のスピードを、スローモーションまで極端に下げて守らせてみると面白い事が見えてくる

ボールが動く瞬間
相手が動く瞬間
スクリーンをスライドやフォローですり抜ける瞬間
スクリーンをスイッチするときに自分の守る相手が替わる瞬間

いろんな瞬間瞬間を先取りし、一つ一つの局面ごとに小さな文節に区切って原則的に正確なポジション・スタンス・ビジョン・トーキングができるプレーヤーと、ただなんとくなくやってた人との違いが極端によく見えるようになる

実際の試合で全ての局面を正確に守ることなんてできない事をわかっている
しかし、練習の段階では一つ一つ正確につぶしていく訓練をしなきゃいかん
なんとくなくできていてもそれをさらに突き詰めて考える厳しさがチームに欲しい

言葉で「スイッチしろ」とか「スライドしろ」とか「前を守れ」とか「ボディーチェックしろ」などと言うのは簡単だが、それが「正確にできる」ためにはいろんな身体操作(コツ)が必要になる事を「頭で理解」し、「身体でできる」段階を経て、「試合で使える」段階まで時間をかけて訓練しなきゃいかん

本当に動きを極めたアスリートは、自分の身体操作をものすごく短い文節に区切って細かく表現する事ができるという
バスケットボールでも同じ事がいえる

ただ速くて力強いだけの体力勝負ではこれ以上高いレベルに進む事ができない
一つ一つを正確に訓練した上で「最後は気合いの勝負」で臨むのがいい

歩く

大学教員には5つの仕事がある
1:授業 2:研究 3:学院業務 4:社会的貢献 5:学生教育(コーチング)
5つを全てこなすとストレスが溜まる
ストレスが溜まると過食になりやすい
過食になると体重が増える
体重が増えると膝や腰に痛みが出る

そこで
歩くことにした

夕食後に歩いたり
休日の夕方に歩いたり
大学から家まで歩いたり

5kmから10kmまで
いろんな距離を歩く

歩くといろんないい事がある
脂肪が燃える
季節の変化が見える
いろんな人や街をウォッチできる
なによりも達成感がある
そしてストレスが消える(気がする)

2010/09/23

勝ちに不思議の勝ちあり

1次リーグ戦が終了
近年まれに見る混戦

最後はフリースローによる決着で
神様が2次通過させてくれた

それにしても最後の最後の勝ちきらなきゃならない瞬間に
「 Must と Never 」
がまったくなくなり頭が空っぽになったポイントガード

「勝ちに不思議の勝ちあり」とはよく言ったもので
この不思議な結果を真摯に受け止め2次リーグで更に成長して欲しい

2010/09/22

思いもよらない答え

学生を指導していると
こちらの質問に対して思いもよらない答えが返ってくることがある

今日の出来事
AC「シュートが打たれてからリバウンドが落ちてくるまで、どの辺りでボール見てる?」
って聞いたら
P「リングに当たる瞬間を見てます!」
って返ってきた
AC「?????・・・じゃあ 空中のボール見てないの?」
P「ハイ!」
AC「・・・・」
P「リングの手前の部分を見てました だからボードに当たって突然返ってくるようなボールはビックリするんです!」
AC「・・・・」

チームで一番背が高くて
ジャンプさせたら人一倍跳べるのに
なんでリバウンドがあんなにとれないんだろう? って思っていたら
とんでもないところに原因があった

喩えて言うなら短距離走で回りが「よ〜い」の瞬間にもう走り出しているのに
自分だけ「どん!」の合図で走り出すようなもの

バスケットボールは自分でスタートを決めることができるスポーツだから
あとから追っかけたら絶対に勝てない
長身というアドバンテージをどぶに捨てたようなもの

明日からきった何かが変わるだろう(笑)

もしかしたら
うまくいかないプレーヤーって程度のさはあれ
思いもよらないことを考えてるのかもしれない・・・

2010/09/21

混乱・混沌・カオスの淵で

バスケットボールは人と人とが集団で戦う競技
自分たちだけでなく相手も一生懸命策を練って戦いあう
だからゲームの中ではしばしば混乱が発生する

今日の練習は混乱の極み
意図的に混乱を生み出した感もある

「ということは原則はこうだ」と考えたり
「ということはこの場面はこうしたらいい」と考えたり
することが要求された

具体的・個別的な場面を理論や原則として一般化・普遍化する帰納的な思考回路
理論や原則を個々の具体的・個別的な場面に適用する演繹的な思考回路

言葉で表現すると難しいことかもしれないけれども
この両方の思考が瞬時にできないとバスケットボールでは活躍できない

今日の練習では
混乱の中でも帰納と演繹の思考回路が働くプレーヤーと
まったく思考停止に陥ってしまうプレーヤーとに分かれた

互いのチーム力が上がれば上がるほどスカウティングが進むので
ゲームは自分たちが思ったようには、準備したようには進まなくなり混沌とした「どろどろの地力の戦い」になる

そんなカオスの淵でも生き生きとプレーできる学生であってほしいと願う

2010/09/20

全ては自分の中に

幸せな気持
悲しい気持
嬉しい気持
悔しい気持
勝ちたい気持
負けたくない気持
勝たなきゃって気持

全ては自分自身が生み出す感情

同じ勝利でも
同じ敗戦でも
同じ成功でも
同じ失敗でも
同じ勝率でも
同じ結果でも

その人の受け止め方によって生まれる感情は違う
これから先のリーグ戦においてチームに勢いを出すためには
チームを構成する一人ひとりがどんな感情で試合に臨むかにかかっている
全ては自分自身の受け止め方にかかっている

2010/09/18

成長

今日はリーグ戦で東大阪アリーナへ

バスケットボール部以外の卒業生2人に偶然出会った
ぞれぞれ卒業して2年目と4年目
2人とも社会人として大きく成長していた
武庫川女子大学という4年間をそれぞれ大切に過ごした2人であった

そしてバスケットボール部を卒業して3年目になる卒業生が福岡から駆け付けてくれた
試合の感想を聞いて「歴史」を感じた
「昔の指導」と「今の指導」
やっぱり少しずつ変わっていることに改めて気づかされる
「昔ダメで今はいいこと」「昔は良くて今はダメなこと」いろいろあった

武庫川女子大学での4年間と2年間を大切に過ごすことの価値
指導の変わらない分と変わっていく部分

いろんなことを改めて考えさせられた1日だった

2010/09/16

みんなの夢

昨日「武庫川女子大学 健康・スポーツ科学部 健康・スポーツ科学科」設置報告会が開かれた
来年度4月より文学部から独立し、学科が学部として自立する
あわせて大学院 修士課程 健康・スポーツ科学研究科も認可申請中

その席で、学長先生にインカレのスケジュールを伝えたところ
「是非応援に駆け付けましょう!」となった

今年は水泳部の全関西にも学長先生が駆け付け、その眼前で見事2連覇を飾った
武庫川カラーのポロシャツを身にまとい
応援用のタオルを頭上に高々とあげ
「武庫女頑張れ〜!!!頑張れ武庫女〜!!!」
と声を振り絞る学長先生の前で学生達は力を出し切った

バスケットボール部の尼崎インカレでも
学長先生をはじめとした大応援団の大声援を受け全力を出し切り
目指す勝利を勝ち取れるよう
リーグの1戦1戦を大切に勝ち抜きたいと思う

みんなの夢を実現するために

2010/09/12

二勝二敗

対上位4戦終わって2勝2敗

ともに土曜日に勝って日曜日に負け

「負けに不思議の負けなし」

敗戦の理を探し出し
次につなげよう

2010/09/10

麻雀の手作りと人間力

麻雀やドンジャラでは、配られた手配を眺めて、この回にどんな手作りができるかを考える

「この牌を集めよう」とか「この牌はいらないなあ」とか
場合によっては「この牌は相手が集めているから私は違うので行こう」とか
「今回は高目の手ができそう」とか「今回はあがるだけでいいや」とか

いろんな作戦を考えながら、牌を引いては手を作り、不要な牌を捨てていく
予定通りの手を作り上げることができることもあれば
予定とはまったく違う手に行き着くこともある
敵の手によっては、自分の思い通りの手が作れない時もある
逆にこちらの手によって、相手の手作りを狂わせる時もある

バスケットボールのプレーヤーが成長して試合で活躍していく戦略も麻雀やドンジャラと同じだと思う

配られた手牌はすなわち自分に今ある技術や体力
引いてきたい牌は自分に今ない技術や体力
あがりを目指す手は自分がそのチームで試合に出れるプレーヤー像

ライバル達にもそれぞれ自分の手牌がある
だから
自分の手持ちのどの牌を活かし
どの牌を引いてきて
どんな手作りを目指すのか

その方針が立たない限り
その回はただ参加しているだけになってしまう
ゲームに勝つこともできない

麻雀をするとその人の人間性がよく表れる
とにかく強気で自分の手作りを進める人
相手に振り込むのを怖がって自分の手作りをすぐに諦める人
勝てそうな手牌の時に確実にあがって残りは無難に逃げる人
バスケットボールにも同じように人間性がよく表れる
とにかく強気で自分の持ち味を発揮する人
怒られるのを怖がって自分の持ち味を出せずにすぐに諦める人
自分の得意なプレーは確実に発揮しながら弱みは見せずにクリアする人

だから何をするにも人間力が大切になる

2010/09/08

今できること

リーグ戦期間中はどうしても試合に出る「今、戦える7〜8名」が中心の練習になる

その時に残りの15名にできることは何か、すべきことは何か
そのことをもっともっと考えなきゃ

メンバーが攻めの練習をするなら徹底して守りの力を鍛えたらいい
メンバーが守りの練習をするなら徹底して攻めの力を鍛えたらいい
チーム練習での量や強度が落ちるのなら個人練習で徹底して脚力や筋力を鍛えたらいい
今使える技術が少ないなら個人練習で徹底して技術力を鍛えたらいい

今の力が劣っているから試合に出れない戦力が
ただボーッと見ているだけだったり、相手しているだけだったり、参加しているだけだったりでは
力はさらに落ちてしまう

特に「将来の戦力」となる人間こそ
「今だからできること」を考え抜いてやりきらなきゃ
そうやって未来に備えなきゃ

「そのとき」が来てから頑張っても手遅れになる

2010/09/07

練習しないものは試合では出ない

1対1で点を取りたかったら
そのために必要な技術を構造化して捉え
それを練習をすればいい
1対0で「空いたらシュート」の練習しかしていない人が
試合で1対0で「空いたらシュート」しか打てないのは当たり前

練習は試合のリハーサル

2010/09/05

うまくいったり うまくいかなかったり

リーグ戦2試合が終了して1勝1敗
うまくいったり うまくいかなかったり

リーグ戦中はどうしても対戦相手のスカウティングが中心になる
しかし、自分たちのゲームをきっちりと見直し
課題を捉え直し練習に臨む習慣が今年のチームには育って欲しい

そして学年・ポジションを越えた本音のコミュニケーションをとること

2010/09/03

いよいよ

明日からいよいよリーグ戦が始まる
尼崎インカレへ向けて
良いスタートが切れるよう
チーム一丸となって
戦い抜こう

しかし
「勝ちたい」という欲に取り付かれてしまうと
意識は未来へ飛んでいってしまう

「今、その瞬間」に意識をとどめ
「試合が終わったら勝っていた」
そんな戦いが今年もできるといい

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...