2018/12/16

自ら動くプレイヤーを育てるために必要なこと

2018シーズンが終了した
「準備すれば戦える相手」と設定して臨んだ最終戦
まだまだこのチームにも自分自身にも伸び代が沢山あることがわかった

でも最後は本当にいいチームになった
学生たちが「自ら動く」チームになった


いつも大学のコーチング論やバスケットボールの指導者育成の講義で伝えていることがある

それは
コーチはみんな
外発的動機付け(やらされて動く)よりも内発的動機付け(自ら動く)の方がいいことを頭では理解している
そして内発的動機付けで動くプレイヤーになって欲しいと願ってもいる
ということ

絵にするとこんな感じ


でも現実にはそうならないから
アメとムチを使う外発的動機付けによってプレーヤーを操作する結果になってしまうことの方が圧倒的に多い

それがコーチングの現実
バイオレンスを伴った指導もこの矛盾の延長線上

23歳でコーチングに関わり始めた自分も例外ではなかった
頭では内発的にやって欲しいと思いながらも
自分の言葉や行動や態度は
プレイヤーを外発的にコントロールする方法になってしまっていた
内発的にと強く思えば思うほど
結果的にはより強く外発的にコントロールするか
もしくは放任になるかの両極端をいったりきたり……

ずっとそうだった


ではどうしたらいいのか?


この数年ずっと考えていた
外発的動機づけと内発的動機づけの「違い」については30年前に大学で教わったが
どうやったら内発的になるのかという「方法論」については誰も教えてくれなかった
聞いてなかっただけかもしれないけど……

とにかく
わからなかった

だから
コーチングの理想や理念と現実との狭間でずっと悩んでもいた

そんな中で出会ったのが
「プレイヤーの3つの基本的心理欲求を満たすことができれば内発的動機付けは高まる」
という考え方


それは
コーチがプレイヤーの
 有能さ(competence)
 自律感(Autonomy)
 関係性(Relatedness)
を満たす言葉と態度をとるというもの

難しいことではない
「できることを増やしていくこと」
「自分で決めていい権限や機会を与えること」
「なんでも本当のことを話せる関係でいること」
を心がければいいだけだった

そうしているうちに
チームは本当に明るくなった

それにはプレイヤーが本来持っている個性もあるんだと思う
それが単に表に出てきただけなんだろう

でも
抜けてたパーツが埋まった感じはする

そしたら
この3つはコーチング学で言われている「コーチが育てたい4C」
とほぼ同じものだった
いろんなものが繋がった


やっぱり
暗いよりは明るい方がいい
しかめっ面をして苦しんで修行や苦行のようにスポーツするよりは
思いっきり目を輝かせて自分を出し切ってスポーツした方がいい
それはいい意味でちゃんと訓練になっている

日本のスポーツ指導は変わらなければいけない
そう言われている
それでもバイオレンスを伴った指導は無くなっていない

それは
どこかでバイオレンスを
「必要悪」と捉えている部分があるから

「勝つためには……」
「厳しさのためには……」

成長の先にある勝利を目指すこと
明るさの先にある勝利を目指すこと

また2019シーズンの挑戦が始まる

2018/11/12

大学バスケットボールのリーグ改革案覚書 その1

大学バスケットボール界に共創と競争の文化を創出するための覚書
創造的・建設的な意見がある方は是非教えてください!

1)地区学連の再編
 (1)1部,2部,3部……の構成と入替戦方式を廃止する
 (2)活動条件によってDivision Ⅰ,Division Ⅱ,Division Ⅲへ再編する
 (3)Division Ⅰ の Conference は6〜12校程度で構成
 (4)超える場合は2つのCanferenceに分ける
 (4)Conferense の中で2巡〜3巡のリーグ戦を実施する
   (春リーグ(1巡)と秋リーグ(2巡)の合算も可能)
 (5)現行のインカレをDivision Ⅰ のChampionshipに置き換える
 (6)Division Ⅱ 以下のChampionshipを創設する

 Division Ⅰ 加入の条件
 (1)大学が大学スポーツ協会(UNIVAS)へ加盟している
 (2)大学にスポーツ統括組織を設置している
 (3)専任のアスレティックディレクターを配置している
 (4)スポーツ推薦入試制度を有している
 (5)スポーツ奨学金制度を有している
 (6)専門の指導者を配置している
 (7)毎日使用できる練習施設環境が整っている
 (8)学業成績による競技活動制限の制度が整っている
 (9)通常学期内における練習時間制限の制度が整っている
 (10)大学でホーム&アウェイのゲーム開催が実施できる
 (11)大学が Division Ⅰ への加入を認めている
 (12)UNIVASのルールに抵触した場合は活動制限する制度が整っている
※国公立大学の場合は別にDivision Ⅰ 加盟の可否を審議する

2)全日本学生選手権(インカレ)を現行の32から48または56へ増やす
 (1)財源を確保する(スポンサー獲得)
 (2)日程と会場を確保する(7日間)
 (3)各地区学連のDivision Ⅰ の Conferense に基本枠数を割り振る
 (4)前年度ベスト4の地区と開催地区に従来通りの枠数を割り振る
 (5)西日本と東日本の優勝・準優勝の地区に枠数を割り振る
 (6)記者が投票により決定するワイルドカードを1枠設定する

 48と56のトーナメント表
 
 地区学連の登録状況と按分数
 

3)結果的に生み出したい文化
 (1)リクルート環境や練習環境をできるだけ同じ条件に近づけていく
 (2)同一Conferenceは競争相手であり枠数を獲得する仲間でもある
 (3)支援を表明し制度を整えた大学はDivision Ⅰ への加入が可能である
 (4)文武両道の気風を定着させる
 (5)リーグの活性化が強化である
 (6)魅力のあるConferenceを自分たちで創出していく

2018/10/31

チームの成長も4段階

2018年6月9日の『対戦相手は4段階』で相手の段階について書いたが

勝ち方というかチームの成長にも4つの段階があるんだろうなって思うような出来事がこの一週間で自分の周りに何度か起こった

1:必死にやっても勝てない段階
2:気がついたら勝ってた段階
3:勝ちにいって勝つ段階
4:負けない段階

あれでもかこれでもかと試行錯誤を何度も何度も繰り返しながら挑戦する1の段階の先に突然訪れる2の段階

その瞬間は、富士講の和歌にある
「富士の山 登りてみれば何もなし 良きも悪しきも我が心なり」
の心境なんだろうと思う

「そこにはきっと何かがある」
と思って登ってきてた先にあるものは……
昨日と変わらないありふれた日常と
自分自身の心の中に生まれた達成感のみ

でも「自分はそこに到達したんだ」という思いこそが最も大切なものであり
それこそが競技スポーツによって得られる最高の財産なんだと思う
結果に対する他者の評価なんかはどうでもいいこと

2の段階の後にくる3の段階は「勝ち続けること」への挑戦
「勝つこと」よりも「勝ち続ける」ことの方がはるかに難しい
敗者は勝者を研究するから

でもその勝ち続けることへの挑戦は
1の段階の試行錯誤をどれだけ真剣に繰り返したかによって大きく変わる

負ける経験は「ダメな経験」や「時間の無駄」なんかじゃなく
「こうすれば負ける」ってことがわかる経験

「負けに不思議の負けなし」と言われる通り
「負けることで得られる反省点と次への課題」をどれだけ忘れずに改善し続け挑み続けることができるか

それが突然の2の段階を連れてきてくれるかどうかの境目だろうし
3の段階から4の段階へ上がる「常勝」を創り出すんだろうと思う

2018/10/22

ベンチワークメモ

試合期にはいつも見直すメモ
試合後の反省もあって少しずつバージョンアップしてきたもの
このあいだ応援に駆けつけてくれた卒業生と試合前に見ていたこのメモの話になり
「それください!」って言われたのでアップしてみました

コーチによって試合への臨み方はひとそれぞれ
100人コーチがいたら試合への臨み方も100通りなんだと思う

完成なんてないし
正解なんてものもない

でも
自分の型をもって試合に臨むのは大事なことなんだと思う

試合後に「あれが抜けてた……」とか「あれやっとけば……」とか
試合が終わってから絶対に後悔しないために
また
試合前の緊張を少しでも和らげて「今その瞬間」に意識を留めるために

本に書いてあったもの,自分の体験からのもの,人に教わったもの………
いろんなものが詰まった今となっては,何をどこから得たものかなんてわからなくなってるけど
試合前に見直してるうちに心が静かになっていくもの

2010年10月22日現在
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試合前日について
  • あれこれ考えて夜遅くなるよりも睡眠時間を確実にとってスッキリゲームに臨む
  • 全員が「エネルギー満タン」で試合会場に来ることを求める
試合当日について
  • 試合開始前までに相手の情報に必ず目を通し記憶に残す
    • プレイタイムの前半→後半の目安を考えておく
  • 試合開始前までにベンチワークメモに目を通しキーワードを確認する
  • 試合前に必ず全身のストレッチを行って全身の神経を刺激して脳の働きが良くなる工夫をする
  • 試合前に血糖値を上げる
試合前ミーティングについて
  • w-up前に短時間ミーティングを実施する
    • ハーフタイムでの練習後よりもウォーミングアップを開始する前の方がよい
    • 追加情報があればハーフタイム後に伝えることもあり
  • ELM treeを必ずその試合ごとに伝える
    • どんな努力に焦点を当てるか(Effort)
    • どんな成長に焦点を当てるか(Learning)
    • どんな失敗からの立ち直りに焦点をあてる(Mistake)
         を明確に伝えることで「自分にコントロールできること」への集中度を高め「結果への不安を最小化する」
  • emotional tankを満たす言葉がけをする
  • どんな勝ち方をする?
  • 自己制御スタイルを❶に整える!
   ❶ミスを恐れず,自身における最大限のパフォーマンスを目指す(獲得への接近)遂行:促進焦点
    「〇〇できたら△△することができる」
     ❷ミスを減らし,安全な遂行を心が得る(損失の回避)遂行:防止焦点
    「〇〇できなかったら△△できない」

タイムアウトについて
  • サンドイッチの原則
  • 最大で3つの情報とする
    • 試合中、選手は理解できない。科学的にも、運動中で披露している選手が覚えられる新しい情報は3つが限界というデータも出ている。もし、あれもこれもと、例えば8つも新しい情報を伝えているとする。きっと、そのタイムアウトは意味をなさないだろう。
  • 最も重要な項目を最後に伝える
  • タイムアウトの時間配分は、下記をベースに考える
    • 10秒:休息
    • 40秒:情報伝達(サンドイッチの法則を活用)
    • 10秒:ハドルの時間、選手同士でのコミュニケーション
  • とにかくシンプルに。KISSの法則
    • Keep it simple,stupid(馬鹿でも分かるようにシンプルに!)

ハーフタイムミーティングについて
  • 選手だけの時間を与える(ロッカールームであれば、入室時間を調整する)
    • HC=Box scoreの確認が先
      • 得点, プレイタイム,3point, rebound, foul
  • サンドイッチの法則
    • 良いこと、指摘・改善点、良いこと、という順番で伝える
    • 選手に聞く耳を持たせることが大切
  • 最も重大なオフェンスの問題を伝える
  • 最も重大なディフェンスの問題を伝える
  • 解決策にフォーカスすること

試合後ミーティングについて
  • ELM treeの評価をする
    • どんな努力が成果につながったか
    • どんな成長がみられたか
    • どんな失敗からの立ち直りが見られたか
  • 敗戦後にemotional tankが空っぽにならないように気をつける
    • スコアボードに対する評価だけで終わらずに
    • ELMの評価を中心に行う→次へ向けてのELMのポイントも伝えていく
    • 反省じゃなくて整理
  • 試合後の3つの質問
    • 今日良かったことは何か?
    • 次に同じ状況があったらどうするか?
    • そのためにどんな準備をするか?
  • リカバリーを確実に行わせる
  • 「今の試合の振り返り」よりも「次の対戦相手の観察」を優先させる

ベンチの在り方に関して
  • 選手をいかに集中させるか,いかにいい感じでプレーさせるか,いかに乗せるか
  • コートに送り出す際の短いkey wordを試合に至るまでの練習で作り上げておく
  • スターティングファイブの紹介はセンターサークルへ向かって斜めに両側から花道を作って送りだす
  • Good shot, Dive, Transition layupにはスタンディングオベーション
  • 交代でコートに入るプレイヤーをコート内の主力がハイタッチで受け入れる
  • 交代選手はベンチプレイヤー全員が立ってハイタッチで受け入れる
  • タイムアウト明けはチーム全員のエールで勢いを出す
  • ベンチ内で誰が・何を伝えるかということについてチームでの原則が必要
    • 練習中から「◯◯」の責任者を明確にして試合中もその観察に責任を持たせる
  • アシスタントコーチに対して通常から伝えたいことを明確に示しておきベンチでフィードバックさせる
  • アシスタントコーチもしくは学生コーチにサイドコーチングで徹底して声を出させる
  • タイムアウトはベンチの主力が迎えに出てタッチで返す

試合前の情報のインプットについて
  • 試合開始までの情報を再確認しておく
    • 必要であればメモを手元に持っておく

試合中のプレイ観察について
  • 毎回の攻防を「経過」から全て見抜くように観る
    • 「結果」としてのTOやMissしか見えなくなることを防ぐため
    • 具体的な指示を出すため
    • 多くの場合,起こった目に見える結果の前に,目に見えない原因が隠れている
    • 毎回のオフェンスを「実況中継」しながら見る訓練を日常的に行いモデルとの違和感を見抜く観察力を養う
  • うまくいっていない状況の時に「仮説を持って試合を眺める」習慣をつける
    • オフェンスもディフェンスも同じ
    • 機能していないとういことは………ここがおかしいはず
    • こうすればうまく機能しはじめるはず
    • →仮説が正しいと数回の観察で見抜いてから指示を出せるようにする
      このkey wordが練習やそれまでの試合の中で作れていることがベスト
  • 間接視野で5人の動き全体を把握しながら観る
    • 焦点となる1on1や2on2に焦点を絞りフォーカスしすぎると
    • →残りのプレイヤーの配置が見え無くなりヘルプサイドに対する指示が出せない
  • 「攻撃の柱」が機能しているかを常に観察しておく
  • 「失敗からの立ち直り」ができているかを常に観察しておく
  • コーチが「声を出しすぎる」とかえってゲームが見れなくなる場合があることを注意しながら,「演じる時」と「眺める時」のメリハリをつけていく

起用に関して
  • 公平さを確保する(ゲーム中は期待より成果)
    • 中心的プレーヤーでも集中力が低い場合は一旦下げて集中させる
    • 審判や相手のラフプレーに対して心が乱れた場合は一旦下げるか,コート上で修正させるかどちらか見分ける
  • ゲームプランにあるプレイヤーは前半に出しておく
    • 1periodで2名〜3名
    • 2periodで残ったメンバー
  • ゲームのリズムを保つためにメンバーチェンジは原則2名まで
  • 2nd unit はディフェンスのエネルギー量の大きさを求める(ディフェンスの変化も要求)
  • リーグ戦の1日目と2日目は疲労度が違ってくる場合がある
    • 1日目を タフに戦った2日目は「脚にきている」ことを考慮して声かけ,メンバーチェンジを行う
  • 攻撃の柱が明確になるようにメンバー構成を考える
    • スコアラー, リバウンダー, スクリナー, パッサー
    • 全員がスコアラーである必要はない
    • インサイドで戦える2名を確実に入れておく
    • リバウンダーの機能を高めるプレーヤーを必ず指名しておく
    • 全員がアウトサイドになると結果的に攻撃できなくなる
    • 基本的にスターティングメンバーを最低2名は残してメンバー構成を考える(勝敗が決した後は別)
    • PGに不安がある場合は,GをサポートできるFもしくはCを必ず配置しておく
    • →そうなるように練習で作っておく
  • ランニングスコアシートが「空白」になっているプレイヤーは消極的になっている可能性が高いので交代させる
  • シュートを2本連続して落としてその間にプラスの貢献度のプレイが入らない場合には基本的には一旦交代させる
  • コート内に常にエネルギー量の大きいプレイヤーを二人は配置すること
  • 1番と2番、3番と4番、のユーティリティーを年間を通して作っておくこと
  • 悪い場面で悪いプレーヤーを交代させて指示を与え,再びコートに立たせる
    • 帰ってきたプレーヤーへの具体的な指示
    • ネガティブメンバーチェンジにしない
    • 問題発生後直ぐに一旦交代させて指示をだして再び機会を与える→これを逃すと、ダメージが大きくなって次に出せないか、うまくいったりいかなかったりで結局問題が解決しないまま時間が経過してしまい、次に出す機会を与えられなくなってしまう
    • 切り替えの言葉を伝える
  • ゲームの最後の場面で、一番練習している状態になるようにする
    • 日常的な練習でメンバー構成と場面を確認する
    • プレイタイムを週明けに想定して練習をしておく(タフなゲームを設定したメバー構成)
  • 接戦の最後の場面は、プレッシャーリリースに強い者を起用する
    • 相手のプレスがファール狙い・ギャンブル狙いでくるのに負けない強さ
    • ポジションのバランスを崩してでも弱いメンバーを外す
    • 勝ちゲームのラストは相手のプレスディフェンス
    • →練習ではpressure releaseを練習させておくことが大切
       (その時のメンバーを想定して対戦相手の予想されるpressureをreleaseさせておく)
  • 後半の失速を防ぐために
    • 前半と3ピリオドまでのメンバー交代で体力温存
    • 最もやられている部分への明確な指示と手当
    • メンバー構成を間違わない
    • ネガティブメンバーチェンジ→ポジティブメンバーチェンジに変えていく
  • 1年生のデビュー戦は勝ちゲームにする
  • キーマンを休ませる時間帯はディフェンスを強くするメンバー構成にする
    • 基本的に一人だけ変える
    • ピリオドの2分を効果的に使って休ませる(これにタイムアウトが加わればさらに休める)
戦術・戦略について
  • ゲームの核となるチームとしてのplayを確実に決めて優先順位を具体的に指示する
    • post, cut, drive, screen
    • who, where, how, what
    • これを任せて自由にゲームを始めるとTime outで修正できない
  • オフェンスの多様な狙いを練習段階で指導しておき
  • →ゲーム中は「key word」で短く焦点を当てるようなイメージに作り上げておく
    • 練習している場面がゲームで現れた時は必ず「それだ」の声をかける
    • シーズン中に修正してきた場面を言葉にしながら対応策の引き出しを作っていく
  • Time outで相手のオフェンスを止める具体的な指示を出す
    • 3P? 2P? Drive? etc   これらを明確に「●●しろ」で伝える
    • 「原則を言うか」⇄「アジャストを言うか」
  • 相手の攻撃(特にscreen)に対する対応をどれでいくか?
  • →前半に試す勇気を持つ(これをプレヤーに預けずにチームで明確に仮説を立ててやってみる)
     ダメでも↓
      ハーフタイムの時間で考えられる
      残り20分の戦いがある
  • オフェンスの何か一つの形に囚われて、相手のディフェンスがいなくなってしまう状態になることを防ぐ
    • どう始めるか、どう継続するか、どう連動するかの仕掛けを作る
    • プレイヤーの攻撃する「感性」の邪魔をしない
  • 自分たちが使っているスクリーンに対する相手の対応を確実に観察しておき、不具合が起こった時に見抜く
    • 日常的な練習の中で、自分達のディフェンス対応だけでなく、想定される対応を訓練しておく
  • 受けに回って消極性が見えたら、その部分は具体的な指示を出して守りで仕掛けて自分達の積極性を出すようにする
  • 相手のmainガードがrestの時は積極的にfull court press(zone pressがあればbest)を仕掛ける

レフリーの判定について
  • レフリーへの攻撃的な批判は結果的に自チームへのマイナスになることを理解する
  • 見てほしい場所は「つぶやく」「お願いする」
  • 流れに乗って瞬間的にボールの所有権を引き込む

2018/10/06

できない経験

春にギータを買い換えたので
このところ時間ができたら少しギターを弾く練習をする

下手の横好きで独学だからぼちぼちにしか上手くならないし
人に聞かせられるようなレベルじゃない

今は「ソロギター」というジャンルに挑戦中なので
単純なコード弾きではなくメロディーとベース音の両方を弾くタイプに取り組んでいる

youtubeで聞いてると本当に簡単な曲だし
解説を聞いてたらすぐにも弾けそうなんだけど

なんでそんなに自分の身体なのに自由自在に操作できないんだ?って思うくらい
わずかずつしか進歩しない

でもそんな
どうすればいいか頭ではわかっているのに
その通りに動かない身体と付き合う経験が

毎日の練習でとても役に立つ
というか
できないプレーにあまり腹が立たなくなった

今日は昨日よりここが少し良くなったなぁとか
これを後3回くらいやったらあのレベルまでいきそうだなとか
学生も一生懸命取り組んでんだよなとか

思うようになった

できない瞬間に突っ込むことも当然あるけれども
できた瞬間に「いいじゃない」って声をかける度合いが増えたような気がする

冬のスキーの季節にも同じような気持ちになる
インストラクターに教わる機会があるけれでも
自分の身体に染み付いた動きを変えるのはかなりの時間がかかる

どんなスポーツにせよ
コーチは教えるだけじゃなく
自分が教わる経験とか
できないことに取り組む経験とかを同時にするのがいい

そうすれば
バイオレンスを伴った指導なんて簡単になくなると思うな

2018/10/03

好循環と悪循環の分かれ道

好循環=うまくいく→だから〇〇する(できる)→さらにうまくいく……
悪循環=うまくいかない→だから〇〇しない(できない)→さらにうまくいかない……

ってことは
好循環と悪循環とを分けるのは最初の部分の結果だ!
長いことそんなふうに勝手に思ってた

でも待てよ
そうすると
最初の結果が悪かったらずっとうまく行かないってことになるのか?
最初がそれ以降を全て決めるのか?
って疑問が湧いてくる

確かにそういった部分は確かにある

でもこのところ思うことがある
それは

好循環と悪循環とを分ける分岐点って
最初の部分を「うまくいってる」って思うか「うまくいってない」って思うかの違いなんじゃないかってこと

同じ結果でも人によってそれをどう受け止めるかは違うもの
事実は一つでも解釈は人の数だけ生まれる

好循環を回していく人って
楽観的に「うまくいってる」って思える人なんじゃないかって

そりゃ
根拠を持って「うまくいってる」って思えればそれにこしたことはないけど

好循環と悪循環を分けるのは
結果じゃなくて
その結果の解釈なんじゃないかって

だから
成功するから好循環が回り
失敗するから悪循環が回る
んじゃなくて

失敗だと思うから悪循環が回り始めるんじゃないかって


これは『「勝てる人」になる技術 奇跡をもたらすメンタル・トレーニング法
ってセブンイレブンで買った本に載ってるチェックリスト
面白い本だったので毎朝これを眺めるようにしてるけど

結局どんな本を読んでみても
「自分自身が自分自身を苦しめたり幸せにしたりしてる」ってことが書いてある

だったら簡単じゃない
だって「自分がどう思うか」なんて「自分で決めれること」なんだから

目の前に現れた結果を「他者がどう評価するか」を気にして
勝手に「失敗」にしてしまうんじゃなくて
「大丈夫」「うまくいってる」「きっとうまくいく」
って解釈していけばいいだけなんだから

好循環は誰かが運んできてくれるもんじゃなく
自分自身が生み出していけるもの

そんな風に思う

2018/09/11

考えて考えて…単純にする

に書いたが,ストレングスファインダーで見つかった自分の強みは
学習欲・達成欲・分析思考・原点思考・内省の5項目

20代からこれまで
「考えない方が上手くいく」
「考えないようにする」
なんてことをよく「考えて」きたけれど

やっぱり自分の強みとして出てきた5つの要素のうち
分析思考・原点思考・内省の3つが考える項目で
1つが学びにある以上
自分には考えることが向いているんだと思う

そう受け入れているうちに
「考えて考えて………その結果単純にする」
「単純になるように単純になるように………考える」
ってのが自分にとって一番フィットするってことがわかった

そうしているうちに
いろんなことが繋がってきて
いろんなことの整合性が取れるようになってきた

自分と違うタイプの人間に憧れ
自分にないものを欲しがり
自分ではない人間になろうとすることが
どれほど無駄なことか
どれほど無意味なことか

50歳を通り過ぎて1年半
ほんの少しだけわかったような気がする

Life is not the way you become a person you want to be.
The best way is to become yourself.

2018/08/30

問題の根源はいつも自分自身の中にある

変わりたいと思っている
変わった方がいいと思っている
変わるべきだと思っている

でも
変われない

そんなことは誰にでもよくあること

原因は一つ
「変わるよりも変わらない方がいい理由」があるから

変われたらどんなに楽かって意識では思っているとしても
無意識・潜在意識では変わらない方がいいから変えないって思ってる

変わらない方が自分にとっていい理由があるってことを受け入れ
それが何なのかを探るために自分自身の無意識・潜在意識と正直に向き合い
出てきた答えに納得し了解することさえできれば
一瞬で変われる

自分自身を変えられるのは自分自身だけだから

変われない理由を自分自身の外に探し出し
意識的に納得する方がよっぽど楽だし
自分自身は傷つかないで済む

問題の根源はいつも自分自身の中にある
問題を簡単にするのも
問題を複雑にするのも
全部自分自身

そう思って自分自身の思考と行動を見直すことからしか
本当の自分自身の人生は始まらなのかもしれない

自分自身と向き合う人間は弱そうで強い
自分自身から逃げる人間は強そうで弱い

そう思う

2018/08/25

プレーヤーを「消費」する現場

スポーツをすれば
プレーヤーが怪我をすることはある

試合があれば心境は当然
プレーヤーは「出たい」
コーチは「使いたい」

だから
痛くても「出れます」って言うプレーヤーが
コーチにとっては「良いプレーヤー」になる

「根本治療しなくても対処療法で出させる」ってメディカルスタッフが
コーチにとっては「良いスタッフ」になる

これって
プレーヤーを現場が「消費」してるだけ
結果的にプレーヤーの消費期限は短くなる

この価値観はプレーヤーの価値観を育て
いずれコーチングの現場に立った時に同じ行動をとる指導者になる可能性が高くなる
「俺も〇〇でやってたよ」
って武勇伝とともにその価値観は世代間で伝達されていく

最善の努力をしたとしても
Athlete Pathwayの10,000時間の最後のステージで
怪我を承知で痛み止め飲んでも戦いの場に出ていかなければならない場面が訪れることはやはりある
そのために頑張ってきたのだから

しかし
Athlete Pathwayの初期段階や途中段階では
「やるから治癒が遅くなる」
「やめれば治癒が早くなる」
ってことを徹底することが大事なんだと思う

その価値観がプレーヤーの価値観を育て
いずれコーチングの現場に立った時に同じ行動が取れる指導者になる可能性が高くなる
「あの時の判断があるから今も競技を続けていられる」
って感謝とともにその価値観が世代間で伝達されていく

プレーヤーは消費する『物』じゃない

2018/08/23

学生への手紙

長文ですが一読ください

AチームもBチームも夏の合宿遠征を終え
Aチームも今年は大きな可能性を秘めていることがわかりました
一方でそれを自分自身で制御できない未成熟な部分があることもまぎれもない事実でした

ここにリンクされている本ですが
Amazonのホームページで「なか見!検索⤵」ボタンから
目次,本文の一部ですが見ることができます
それだけでも十分わかることがあります
今日中に一度中身に目を通して欲しいです
この本は研究室にも置いてあります

私自身はこの本に4年前に出会いました
監督を引き継ぎ一人で始めた2015年でした
48歳の時でした

最初はそこに書いてある
「問題の根源は自分自身である」
「問題を複雑しにしているのは自分自身である」
という言葉を本当の意味で信じることができませんでした
というよりも「信じたくなかった」「目を背けたかった」という方が正解かもしれません
「問題は自分以外のところにある」「自分は精一杯やっている」
そう思っている方が楽でした
しかしそれでは問題は複雑になることはあっても解決することはありませんでした

今は「問題の根源は自分自身である」を常に意識して思考・行動するようにしています
チームに問題があるのは監督としてそれに気がつかいていないか気がついていても放置しているから
試合で成果が出ないのは監督として必要な練習ができていないから
プレーヤーが上達しないのは上達のために必要な練習を準備・実践できていないから
プレーヤーの心が不安定なのは心を整えるスキルを十分に訓練できていないから

ではどうするか
いつもそう考えます

監督として自分にできることはチームの方針を明確にし,必要な戦術と技術と体力を明確にし,その強化のための練習手段を準備し,その強化のための計画を立案して実行し,評価を確実に行い,修正を加えて行くことだけです
私にできることはそれ以上でもそれ以下でもありません

なので
私は改めて監督の仕事を見直します
4年生は4年生の仕事を見直してください
3年生は3年生の仕事を見直してください
2年生は2年生の仕事を見直してください
1年生は1年生の仕事を見直してください
スタッフはスタッフの仕事を見直してください
ガードはガードの仕事を見直してください
フォワードはフォワードの仕事を見直してください
センターはセンターの仕事を見直してください

目の前の現実を生み出しているのは誰でもなく自分自身です
自分にできることを100%自分の責任においてやってください
「できる」という自信がもてないのなら
「できる」と言えるまで練習してください
「できない」のは誰か他の人の責任ではありません
「できない」まま放置している自分の責任です
「わからない」のならば「わかる」まで考えてください
「わからない」のは誰か他の人の責任ではありません
「わからない」まま放置している自分の責任です

自分自身の責任から逃げないでください
誰か他の人の責任にしないでください
一人一人が自分の責任を当たり前のように果たすことができれば
チーム全体としての成果は必ず出ます

自分の中にある潜在的な可能性を100%引き出し
どんな時でも,どんな場所でも常に目の前に現れるようにするのは自分自身です
力を出しているのも出さないでいるのも自分自身です
誰か他の人が引き出してくれるのではないかという幻想は捨ててください
力が出せない原因がどこか他にあるんじゃないかという幻想は捨ててください
誰かが変わってくれれば自分は今のままでいられるという幻想は捨ててください

自分を明るくするのも自分を暗くするのも
自分を前向きにするのも自分を後ろ向きにするのも
全力を出し切っているのも全力を出し切れずにいるのも
成功しているのも失敗しているのも
そうしているのは他の誰でもありません自分自身です
そう選択しているのは自分自身です
自分自身の人生に対して明確な責任を持ってください

10代から20代の4年間(2年間)という人間を形成する重要な時間をLAVYSで過ごす学生が,在籍中に「自分自身に問題の根源を求める」思考と行動を身につけ,自分自身に唯一できることであり,自分自身にしかできないこと,すなわち「自分自身を自分自身で変える」経験を,一つでも二つでも達成できたと実感できることを願っています


リンクが見れない場合は
あなたの潜在能力を引き出す20の原則と54の名言
で検索して自分で確認すればいいだけです

人生は自分自身の選択の連続です

2018/08/13

迷子にならないために


8月9日〜10日日本バスケットボール協会公認B級コーチ養成講習(@武庫川女子大学),12日ED級コーチ養成講習会(@明石南高等学校)と続けて講師をさせていただく機会を得,両講習の中で成功のピラミッドの話題を提供した

John Woodenコーチのpyramid of successを学んだのが20代前半,そこから自分自身で成功を定義してその達成のために大切にするキーワードを考え続けている

2018年夏現在
武庫川女子大学バスケットボール部の成功の定義と成功のピラミッドはversion 11 としてこんな形になっている

コーチングフィロソフィーに正解はなく
コーチが100人いれば100通りのコーチングフィロソフィーがあっていいもの

コーチの道は迷い道
道草・寄道・周道しながら目指すゴールへ歩みを進めていく道
そんな迷い道でも迷子にならないように進むべき方向を示してくれるのがコーチングフィロソフィー

自分の頭の中になんとなくあるキーワード
自分がなんとなく大切にしているキーワード
そういったものを紙の上に書き出して
構造化してみる作業

やってみて初めて気がつくことはたくさんある
正解を求めず
自分自身の価値観に正直に向き合いたい

成功のピラミッドをエクセルで作成したい方はこちらのシートをDropBoxからダウンロードしてお使いください


2018/07/27

今こそ出発点



問い合わせがありましたので改めて
武庫川女子大学の東館入口に掲げてあるものです

大学の専門教育も
運動部のスポーツ活動も
「今」を大切にしていきたいです!

作者詳細は以下
*尾関宗園(おぜき そうせん)臨済宗大徳寺派 大徳寺大仙院住職 1932年奈良市に生まれる。 1965年に33歳の若さで住職となり現在に至る。 高齢を感じさせない豪快な迫力、優しさとユーモアにあふれる語り口で有名。
『大丈夫や!きっと、うまくいく』(ロングセラーズ)他、著書多数。

2018/07/21

仏を彫り出す




「大学のコーチが高校生をリクルートする時って何みてるんですか?」
って聞かれることがある
そんな時はいつもこんな風に答えてる

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プレーヤーを育てるのって
丸太の原木の中に潜んでる仏を彫り出して
仏像を創るような感じ

だから
目の前にいる高校生プレーヤー見たときに
目の前に既に現れている姿形は当然見てるけど
それよりもこの原木の中から
大学4年間でどんな仏を彫り出すことができるんだろう
ってことをワクワクしながら見てることの方が多い
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チームの戦績とか
今のスタッツとか
無いよりはあった方がいいのは当然だし
今既に何ができるかってことはもちろん最優先
高校カテゴリーと大学カテゴリーの最大の差はフィジカルコンタクトだから
それに耐えうる身体を有しているかは最低条件

でも
4年間一緒に過ごした学生が卒業して巣立って行くときに
入学時には目に見えて現れていなかったそのプレーヤーの中の個性が
鮮やかに掘り出され
目に見えるものになったなぁって思える時が一番嬉しい

高校生はまだまだ荒削りで原木に近い
その原木に自分が掘りたい仏像の絵を写し
その通りに削っていくような作業じゃなく
その原木の中に隠れている個性豊かな仏を
探りながら探しながらゆっくりと掘り出していく作業
そうやって個性豊かなプレーヤーが育っていったらいいな

原石を磨くって表現も好きだけど
やっぱり原木から彫り出すって表現の方が自分にはぴったりくる

素敵な個性が潜んでる高校生にたくさん出会いたいな

2018/06/09

対戦相手は4段階

1:試合をすれば勝てる相手
2:きちんと準備をして試合をすれば勝てる相手
3:きちんと準備をして試合をすれば戦える相手
4:きちんと準備をして試合をしても戦えない相手

2の相手に勝ちきり
3の相手に競り勝つ

そんなことを繰り返しながらチームは強くなっていくのかな
2の相手に対して油断すれば足をすくわれ
3の相手に対して焦点がぼやけて協働が乱れれば大きく離される

そんなことを考えて勝手に壁を作ってんのかもしれないけれど
階段を確実に1段ずつ上がっていくのがいいな

2018/02/05

世界一の精密機械を生み出せる国だからこそ

日本人は流行りものが大好き
今の流行りはコーディネーションなんとか……

なぜドイツで発達したのか?
それはドイツが世界で5番目に背が高い国なので
放って置くと独活の大木(うどのたいぼく)になってしまうから
必要に迫られて……
と東独の育成システムを長年研究している方から教えてもらった

そのことを聞いて以来
これまで以上に「じゃあ日本人って一体なんなんだ?」
ってずっと考えるようになった

何をやるにせよ
とにかく日本人という国民性を出発点にする

そう思って一番に頭に浮かんだのは「精密機械」「高品質」
日本人の「勤勉さ」「繊細さ」「几帳面さ」「生真面目さ」「辛抱強さ」「忍耐強さ」
そういった特性が生み出す細やかさはやっぱり世界に類を見ない水準のものなんだと思う

出来上がる製品の緻密さは
ものを作り上げる職人の緻密さであり
手順や手続きといった作業過程の緻密さであもある
そんな「手間をかける」ことができる国って他にはないのかもしれない
「効率化」なんて言葉は簡単に吹き飛んでしまう


バスケットボールは世界のスポーツ
だから目標とする戦略や戦術や技術については世界を追っかけていったらいいと思う
その部分で「ジャパンオリジナル」を探しても「ガラパゴス化」するだけで
あまり生産性がない気がする

情報はあっという間に世界を駆け巡る時代
「新しいもの」や「有効なもの」なんて
今日は通用しても明日は簡単に対応される

問題は
その目標へ「どうやって到達するか?」ってところなんじゃないかと思う
「勤勉さ」「繊細さ」「几帳面さ」「生真面目さ」「辛抱強さ」「忍耐強さ」
があるからこそ
コツコツと根本から手間暇かけて積み上げていける
日本人にしかできない時間の費やし方があるんじゃないかと思う

流行りの技術や流行りの練習方法を追っかけて上っ面を模倣するんじゃなく
基本わざは何か?
その技術の基礎技能は何か?
基礎技能のどこを変えたらどんな変形わざになっていくのか?
他の技術と組み合わさったらどんな発展わざになるのか?
そんなことをどこの国よりも突き詰めて考え
どの国よりも丁寧に時間をかけて育てていく

目標にオリジナルを求めるんじゃなくて
到達方法にオリジナルを求める

体操競技は「美しい体操」を掲げて世界のトップに返り咲いた
「美しいバスケットボール」があるのかないのかわからないが
「世界一緻密で正確なバスケットボール」なら目指せるんじゃないか
そんなことを強く考える今日この頃

でも
Made in JAPANの品質が低下し
偽装や不正が横行するものづくりに関わるニュースを見ると
日本人が本当に大切にしなければならないものを
失ってしまったんじゃないか?
失いつつあるんじゃないか?
って危機感が湧いてくるのもまた事実

また明日から
目の前のプレイヤーと向き合って
日本人らしく時間をかけていこうと思う

目に見える問題に対応することと目に見えない問題に対応すること

問題解決型思考では 目標を明確に設定し 現状を正確に評価したら 問題は眼前に立ち現れてくる と表現する なので問題は「目標値と現在値との差」と定義することができる ということは 問題には ①「あるべき状態を達成しようと取り組んだが悪い結果になってしまった問題」 ②「あるべき状態を...