2010/09/21

混乱・混沌・カオスの淵で

バスケットボールは人と人とが集団で戦う競技
自分たちだけでなく相手も一生懸命策を練って戦いあう
だからゲームの中ではしばしば混乱が発生する

今日の練習は混乱の極み
意図的に混乱を生み出した感もある

「ということは原則はこうだ」と考えたり
「ということはこの場面はこうしたらいい」と考えたり
することが要求された

具体的・個別的な場面を理論や原則として一般化・普遍化する帰納的な思考回路
理論や原則を個々の具体的・個別的な場面に適用する演繹的な思考回路

言葉で表現すると難しいことかもしれないけれども
この両方の思考が瞬時にできないとバスケットボールでは活躍できない

今日の練習では
混乱の中でも帰納と演繹の思考回路が働くプレーヤーと
まったく思考停止に陥ってしまうプレーヤーとに分かれた

互いのチーム力が上がれば上がるほどスカウティングが進むので
ゲームは自分たちが思ったようには、準備したようには進まなくなり混沌とした「どろどろの地力の戦い」になる

そんなカオスの淵でも生き生きとプレーできる学生であってほしいと願う

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