2010/04/28

鈍行(どんこう)列車の旅

昨日は新幹線に乗って東京日帰り出張
最近の「のぞみ(N700系)」は速いし広いし静かだし
おまけにNETにも接続できて・・・とっても快適
帰りの車中で報告書も出来上がりメールに添付して仕事終了

バスケットボールを指導していると二つの問題にぶち当たる
一つ目は「方向性」の違い
二つ目は「水準」の違い

監督が実現したいこと
チームとしてやりたいこと
その方向性と個々のプレーヤーの方向性が合っていないと
どんなに頑張っても成果は出ない
東京に行きたいのに博多行きに乗ってるようなもの

方向性があっていても
要求する水準
通用する水準
を越えていないと
本人が頑張っているつもりでも成果は出ない
6mのバーをクリアしなければならない棒高跳びの選手が
4mをどんなに奇麗に優雅に飛び越えても試合には勝てないのと同じ

新幹線の中でハンドボール部の監督と話をしていて
実は三つ目の「速度感」の違いも大きな問題なんだなぁって気がついた

コーチは新幹線に乗ってあっという間に目的地まで行きたいんだけど
プレーヤーは鈍行列車のごとき速度でゆっくりと各駅停車で進んでいく現実

方向性が合っていれば
あとは時間さへかければいつか目的地にたどり着く(はず)
その鈍行列車に学生と一緒に乗り込み
いつか必ずたどり着くと信じて目的地まで一緒に旅をする

そんな忍耐力がコーチには必要なのかもしれない
夜行寝台列車は不採算でどんどん廃止になっているけれども
コーチングは今も昔も変わらず鈍行列車の旅なのかもしれない


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