全関西が終わって、いくつかの課題を設定して取り組んできた。
西日本が近づいてきて、いよいよチームとしてのまとめに入っていく。
そんななかで、今日はふと、あれっ? なんか変だぞ!
って感じた。
よく観察してると、設定した課題に集中的に取り組んだ結果、それまであった要素がなくなっている事に気がついた。課題に取り組んだ結果、そこは良くなっているんだが、結果として逆に低下している要素が生まれているということ。そこで、元に戻すためのメニューを追加すると、結果的に少し復元されてきた。
「子供は育てたようにしか育たない」と良く言うが、改めてチームづくりも同じだなぁと思う。コーチは、毎日毎日全ての要素を練習できるわけではないので、その時々に応じて何かにフォーカスする。しかし、フォーカスするという事は、フィルターを作って現象を観ることでもある。結果的に、見えなくなるものが生まれる。フォーカスをすればするほど、逆に抜けている部分が大きくなっているということを忘れずに、先入観なく、ありのままの状態を観察することができたら、良くなっているところと悪くなっているところの両方が見えるんだろう。
良い事も悪い事も全て練習の結果。
そこに、コーチングの難しさと面白さがあるなぁと改めて思う。
「そうなっている責任は全てコーチにある」って自覚する事が必要。
関西女子学生バスケットボール連盟1部リーグ所属MWU LAVYS Basketball Teamのヘッドコーチが
大学日本一という夢の実現に向けて日々登り続ける坂道の記録
バスケットボールのコーチングを心・技術・戦術・体力の側面から深く追求していきます
『Podcastで聴くコーチングのヒント 坂の上の夢の声』というタイトルのポッドキャスト で声の配信も行っています!
2012/05/24
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