2011/08/07

二つの仏性

BSプレミアムで「空海 至宝と人生」の第1集を見た
これまで「空海」や「密教」について深く考えたこともなかった
(ちなみに我が家の宗派は浄土真宗らしい)
しかしたまたま流れていたこの番組で
怒りの仏像「明王」の意味を初めて知ることができた

『「仏」は人の外にあるのではなく、人の心の中に「仏性」があるのだ』
という考え方については、かつて般若心経や禅について少し学んだときに出会っていた
その時から「そうかぁ、自分の中にも仏がいるんだ」と漠然と意識するようになった

しかし、自分の中には「菩薩」の仏性だけはなく、

2011年8月5日金曜日もう一人の自分にも書いたように「怒り」もまた厳然と存在していた

だから、この隠れた自分の感情をどう処理していいのかわからなかった

そんな人間の業について、空海は答えを出していた
その「自分の中にある怒りもまた仏性である」と

なんとなく「安心」した

問題は「その怒りの対象が何か?」ということなんだと思う
これもまたNHKの番組だが「9.11に立ち向かった日系人」で語られていた
ノーマン・ミネタ氏の「It is the right thing」という強い信念
そこから生まれる「怒り」は本当に人を救う明王の怒りそのものなんだと思う

私の怒りはただの我欲の結果(笑)
まだまだ人生の修行が足りないようです(^∧^) 

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